高原暮らし 睡眠編

 熱帯夜になるとDr.はエアコンなしでは眠れない体質なのでエアコンを一晩中つけっぱなしです。23,4度Cの室温ですが、エアコンは冷気を吹き出しますので部屋全体が柔らかに冷えている訳ではありません。もちろん、冷気が体を直撃というのは問題外ですので、運転は「柔らか運転」とか「弱」より弱いモードでそよ風よりもゆったりとした風しか出ないようにして、更に、風が直接には当たらない場所にベッドを置いています。

 ところで、エアコンの弱点は冷気の風で冷やす/温風で温めるという方法で、無風状態で涼しい/暖かいという事ができないことです。TVコマーシャルを見ていますと、人の居る所をセンサーで調べて、そこへ風を送ります、などと無神経な事を言っていますが、冗談ではありません。そんな事をするから女性は冷房病になり、体調が悪くなるのです。二流の技術者というものは無神経なものです。無風で冷やす/温めるを実現してほしいものです

 熱帯夜にエアコンで冷やしていても、「輻射」という現象が熱にはあり、壁、天井から熱気の照射が行われています(だからでしょうか。温度計が24度Cを指していても、体の布団との接触部とか、重なった腕などはジトーと汗をかいています)。断熱材を入れていてもなかなか完全には輻射を遮断できません。エアコンの冷風で体を局所的に冷やされ、その上、矛盾したことに熱輻射で体を炙られて、しかし、室温は24度Cくらいで寝ていると、朝起きると体が重く、風邪のような症状が起きたりしてまったく体調が悪いのです

 ところが、標高1000m以上の高原の夜は8月でも20度C程度ですのでエアコンは不要です。夜は無風状態、(高熱の)輻射熱なしの20度Cを実現でき、部屋全体が優しく冷気で充満して体を包んでくれるので、実に熟睡できるのです。室内の温度計が同じ、20度Cを示していても、下界で無理やり作った20度Cとは全く環境が違います。時に、下界の家の様子を見に下りて、一晩泊まったりすると、たちまち体調が悪くなるので逃げるようにして高原によじ登って帰ります。

 どこかの家電機器とプレファブハウスを事業にしている企業が、この無風の冷気と、輻射の完全遮断に気が付いてくれると良いのですが。