暴利を貪る美白錠剤

 「色の白いは七難隠す」の美白の時代になり、錠剤やクリームなどが氾濫しています。その中で驚くのは、たかがビタミンCが驚くほどの高値で売られていることです。

 ビタミンCは化学名アスコルビン酸」です。これは、安価なブドウ糖を原料にした簡単な物質にすぎません。因みに、白砂糖って凄く安いですね。砂糖は、ブドウ糖と果糖の化合物で加水分解すれば、この2つの物質の混合物になり蜂蜜のような味になります。花の蜜ではないので風味はありませんが。小学生の時、酒石酸を砂糖水に入れて加水分解して蜂蜜風の液体を作って舐めていました。物凄く甘くておいしい糖になります。↓ここに分かりやすい解説があります。

[007] ブドウ糖と、ショ糖の加水分解 glucose and the hydrolysis of sucrose (GB#101D01) - !! on the move, the gadget BIOLOGY. 基礎医学教育研究会(KIKKEN)Lab

 

というわけでビタミンCというものは、砂糖よりもっと安いデンプンから作りますから大変に安いものなのです。

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 これを一日、200mgとか300mg舐めていれば良い事で(すごく酸っぱいですよ)、1kgは1、000、000mgですから、1日200mg舐めるとすると、

  1000000/200 =5000日 =13年 分になります。1500円弱で

 一月分の一ビンに、3000円も4000円も出しているのはドブにお金を捨てているようなものなのです。

 アスコルビン酸は水溶性ですから体内に留まることなく余分な分はすべて排泄されるので過剰摂取はあまり気にする必要はないということになっていますが、無用に多く飲むのは無駄ですね。インフルエンザに罹ったら、数時間置きに1000mg=1gを飲む療法がライナス・ポーリングによって推奨されていたほど無害です。Dr.も一日に10、000mg程度は飲んだことがあります。それで、インフルエンザが治ったり、軽くなったりしたかどうかは、良くわかりませんでした。が、今でも、インフルエンザかと思うと、気休めに一日だけ2,3gは飲むことがあります。

 美白錠剤には、そのほか、L-システインとか、リボフラビンとかが入れてありますが、まあ、気休めみたいなものです。前者はアミノ酸、後者はビタミンB2のことです。

 アスコルビン酸メラニンの生成を阻害するので、肌の色が白くなるということでしょうが、どうなんでしょう。効くのでしょうか?そばかすやシミなんてなかなか薄くなんてなりませんよ。何年も飲み続けて、効いたかな?という程度ではないでしょうか。

 本気で美白になりたい場合、直接肌にアクセスするハイドロキノンとトレチノイン療法がありますが、余程知識がないと危険です。

 カネボウの美白化粧品で色抜けし白斑状態になって元にもどらないという事件が今でも係争中だと思いますが、あれを念頭に置いてください。

「今回は、気になるこれらの部分のみにトレチノインを塗ることにしたんですよ。
     ・・・
[6日目]中止。モコモコのキャパを越える痛みに耐えられず断念。あまりの痛さに、気持ちが悪くなり、病人状態になった(笑)」
-- トレチノイン治療−モコモコの美追求塾