なぜ食の安全がおびやかされているのか

 マクドナルドが危機に瀕しています。異物混入が次々と見つかっているのです。と思いきや、今度はあろうことか和光堂の離乳食からコオロギが見つかっています。なぜこんな事がおきるのでしょう。原因は2つあると思います。

・虫は気密室にしない限り入り込む

・それを会社の名誉にかけ神経を研ぎ澄まして処置するだけの誇りをもてない職種:アルバイト、パート、非正規で業務を行っている

 従業員が会社に所属していることを誇りに思い、その名誉を守ろうという意思を持っていたら、このような事故はそうそう起きはしません。しかし、逆な環境にあれば、チラリと目の端に何か違和感を感じても、まあいいか、と見過ごすに決まっています。それが人間と言うものです。

 すき屋ワタミユニクロに代表されるブラック企業に共通していることは一代で大きな企業に育てたことです。そのためには創業者は夜も寝ずに働いた事でしょう。しかし、経営者となった時、自分のしてきた事を従業員に当然のこととして強制してはいけないのは火を見るより明らかです。彼らは、いまやノウノウと楽をして高収入を得ているのです。そのために創業時には苦労したのです。しかし、従業員は違うでしょう。そのような目標は持とうにも持てません。経営とはいかに従業員に満足感を与え、所属する組織に名誉を感じさせるかを考えることです。彼らを酷使し、コストカットし、それで競合企業に勝ち、軽薄なマスゴミにカリスマ経営者と持ち上げられるという無意味な満足感を得ることではないのです彼らに高校生程度の学力があれば、自分たちの経営手法が19世紀以前の準奴隷制資本主義であることに気が付くはずですが、やんぬるかな、若いころは稼ぐのに忙しくてそのような歴史学社会学経営学などの教養は身には着けていないのでしょう。このような人々を称して金色夜叉(金色=黄金、夜叉=鬼ということで、金の亡者のこと)と言うのです。

 マクドナルドは女子高生が居なければ経営が成り立たないと言われていますが、そのような経営自体が間違っているのです。

 今、起きている企業の不祥事は、従業員に宵越しの金さえ稼げれば良いという意識にさせてしまっている経営にすべての原因があります。今、必要なことは、正規従業員にして、昇給があり、昇進があり、ボーナスがあり、年金・社会保障があり、退職金があり、十分な有給休暇があるという当然の就労条件を享受させることを実現することです

 一代で作った成金経営者ではなく、本物の経営者が少なくなっていることが現在の日本の問題なのです。

 

ユニクロ: 潜入調査で明らかになった中国・下請け工場の過酷な労働環境

ユニクロに関しては、既に、ジャーナリストの横田増生氏が、国内店舗や中国の生産委託工場における過酷な労働環境を告発する記事「ユニクロ帝国の光と影」(2011年3月刊)を発表。

これに対し、(株)ファーストリテイリングは、発行元の文藝春秋に2億2000万の損害賠償を求めて名誉毀損訴訟を提起したが、最高裁は2014年12月9日にユニクロ側の上告を退けている。

2015年1月13日 1時15分

-- http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20150113-00042192/



ユニクロだけではない「恫喝訴訟」
2014年12月11日 13時37分

9日、ユニクロが2億円以上の損害賠償を訴えていた名誉棄損訴訟で敗訴が確定した。

朝日新聞

問題の書籍は『ユニクロ帝国の光と影』であるが、同書が出版されたのはユニクロが「ブラック企業ではないか」と世間から疑いをかけられる以前の話である。

今回裁判所で認定された長時間労働などの「事実」は、指摘しようとすると、同社から巨額の賠償金を訴えられる恐怖から、メディアで黙殺されてきたのだろう。

実は、私もユニクロの柳井社長から直接「通告書」を送り付けられてきた経験がある。

ユニクロからの「通告書」
昨年2月27日付で株式会社ファーストリテイリングと株式会社ユニクロから配達記録郵便が突然、私のもとに送られてきた。私が昨年10月に上梓した『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書)の内容が、彼らへの名誉棄損に当たるという。
』-- http://bylines.news.yahoo.co.jp/konnoharuki/20141211-00041424/

 

柳井氏も盗人猛々しく、無教養な金色夜叉のようです。