ユニセフに寄付しない3つの理由

 テレビを見ていますと非常なコマーシャル代をかけてユニセフへの寄付を求めています。しかし、Dr.は冷ややかにそれを見ています。以下の理由です。

1.日本には貧困母子家庭が増え続けています。食事さえ満足に食べられない子供たちがいるのです。月末になると「おにぎりパーティー」になる。つまりおかずを買えずいくつかの白い米のおにぎりだけが並ぶのです。夏でもアイスクリームひとつ買えない母子家庭。100円菓子コーナーで売っているクリームのほとんど入っていない葡萄粒ほどの小さなシュークリームがたまに食べられるごちそう。ご飯にふりかけをかけたお茶漬けだけの夕御飯。女の子がお母さんに「おかわりはないよね」。母親は答えませんでした。無いのです。そんなお茶漬けさえ茶碗に一杯しかないのです。こんなに貧しい母子家庭が、どれほどあることか!

アフリカどころの騒ぎではないのです。

2.アフリカに食料、サプリメントを送っても、対症療法にすぎません。彼らは自助努力して子供たちが安定して食べていける社会を作るという根本治療ができるのでしょうか。今のあの大混乱をみているととてもそうは思えません。

3.ユニセフを含む国連の職員は大変な高給取りです。その年俸の50%を彼ら自身が寄付するのなら考えますが、そんな事態は太陽が西から上がっても起きないでしょう。彼らに高い使命感、慈悲の心があって、あのような哀れを誘う映像を作っているのでしょうか。違う、と断言できます。あれは企画にすぎません。どこかの広告代理店に大枚(広告代理店の社員はこれも常識を逸する高給取りです)払って視聴者の財布の紐が緩む映像になることだけに腐心しているのです。騙されてはいけません。

 企画料、制作料、そして、テレビ広告放映料のような高いコマーシャル料を払ってまで頻繁に出稿しているのなら、その分ビタミンを買ってアフリカに送ったらどうでしょう。ビタミン剤がトラック何杯も送れるでしょう。しかし、そのような実質的な発想は彼らにはありません。国連本部から来る予算をそのままアフリカに使っては彼らの存在意義がありません。つまり、無駄に給料を取っている不要な存在でしかありません。日本国民から寄付をかき集めてこそ、自分たちの成績になるのです。

 つまるところ、国連公務員の官僚根性で日本支部が日本からの寄付を多くして自分達の成績をよくしたいのでしょう。かつてDr.は寄付しようとしてユニセフに問い合わせたことがありますが、けだるそうで、かつ、問い合わせなどうるさそうで、まるで誠意のない対応に出会い、国連職員の意識の低さに呆れ返ったことがあり、他の日本の組織に寄付してしまいました。所詮、国連官僚が自分達の成績アップのためにしている運動にすぎないのです。