イスラム教とイスラム国の関係

 オーム真理教は日本人の教団だから日本人は全員オーム真理教のようなテロリスト集団だと思いますか?思わないでしょう。いわゆる「イスラム国」がテロリストであることとイスラム教とは何の関係もないことです。

 しかし、世間ではイスラムと言えば、テロリストと同義語のような雰囲気になっています。これは、イスラム教国家では、政教分離ができていない、聖俗分離ができていないことが原因なのでしょう。イスラム国家では、生れ落ちてから死ぬまで、生活のすべてが基本的にはイスラム教で律されています。生活=イスラム教のような関係になっていますので、イスラームの教えに背くテロリストもイスラムを名乗ることに何の矛盾もありません。問題があると言えば、そこに問題があるのかも知れません。

 そもそもイスラム国」のテロリストは世界中から集まっている超貧困階層の不満集団にすぎず、本国で食い詰めて金のために参戦しているのです。日本でも、オーム真理教を始め、秋葉原通り魔事件、池田小学校襲撃事件など貧困層の社会不適応犯罪者がいくらでもいます。だからと言って日本人全員が殺人者とはだれも思わないでしょう。


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 なお、trivialな知識ですが、イランとイラクイスラム国家で、名前も似ていますので、何か深い関係があるのかと思ってしまいますが、そもそも民族も違い、イランはアーリア民族で西欧と同じ血筋の人々です。ギリシャのアレキサンダー大王が征服行に出た時にかの地に残った末裔かも知れません。言語はペルシャ語イラクはアラブ人の国で、言語はアラビア語です。