しまなみ海道 道後温泉の旅 など

 啓蟄も過ぎ、人間も穴から這い出す季節になったせいか、旅行案内が送られてきます。その中にしまなみ海道がありました。そういえば、昨年、タオルの街今治から坂の街尾道までレンタカーで往復してきました。

 海道というより山道という感じでした。なぜかと言うと、この道は島の尾根尾根をつないでできているのですが、尾根の頂上に道をつけるわけにもいかず、凹型に窪みを作ってその中を走っているのです。両側は山肌か、植物ですので海が見えません。海は島と島をつなぐ橋に出てやっと見えるのです。運転していると左右をきょろきょろと見るわけにはいきません。運転する前面を中心にその左右に海が広がる光景なら解放感があって海道という感じもでますが、小さな島を数珠つなぎに繋いでいる道ではそのような景色にはなかなかならないのです。

 というわけで、ちょっと期待外れでしたが、それでも行ってみて良かったと思います。あのような光景は、他に天草五橋しか見たことがありません。なかなかのものです。

 ついでに、松山の道後温泉に寄ってきました。坊ちゃん縁の温泉なので日に6000人も入る時もあるということですが、ここも話題作りには一度は経験しても良いのですが、それだけの事です。小さな湯船に大人数なのでとても落ち着いて入ってはいられません。湯船に30秒浸かって出てきてしまいました。

 風呂は、地階の銭湯形式で多分(というのは、見ていないので)乱れ箱かロッカーがあってそこに衣服を入れて入る安い風呂と、2階の大広間に座布団が敷いてある半畳位のスペースをもらいそこでお茶を頂きながら風呂の説明を聞き、浴衣をもらって着替え、乱れ箱に衣服を入れて地階とは別の湯船に行くという少し値段の高い風呂の二種類です。

 3階にも部屋があり、そこは個室なのですが、2階から3階に上がる階段がはしごのように急な階段なのでパスしました。この個室は当然2階の大広間より少し値段が高いのですが、風呂は2階と同じなので急な階段を上るだけ負担があります。ご老人を連れて行くときには到底使えないので要注意です。そもそも2階の大広間から湯船の間も階段なのです。つまり、湯船は1階にあるのです。個室からでは急な階段を2階分上下することになります。

 地階の風呂は多分バスツアーなどで行くと案内されると思います。ということは、どれくらい混んでいるのでしょう?

 玄関入口の横に切符売り場がありますが、混雑しているときは入場制限があり、時間予約製になっていて、3時頃いくと、4時の切符をくれたりします。1時間程度の待ちなら、すぐ前から土産物店のアーケードがあるのでそこで時間潰しができます。「御栗タルト」はお勧めです。一粒栗が一列にぎっしりと並んでいてクリームを掛けてカステラ生地で巻いてあるタルトで重厚な包装がしてあり、お土産にはよろこばれそうです。

 あと、宇和島は、伊勢志摩津波以来沈んでしまって、日本一の生産量を誇る真珠の街ですが、直売している所は少なく、あっても地方はいざしらず首都圏なら御徒町か上野界隈の専門店の方が品数も価格帯も豊富なのです。地方の難しさです。伊勢志摩も長崎も、ここ宇和島も東京への卸しがビジネスの本道なのでしょうか。そういえば、奄美大島もそうでした。あそこはマベパールの北限の生産地なのですが、東京か、ショップチャネルかQVCなどのTV通販で買った方が良いのです。

 そんなことを言い出すと地方には申し訳ないのですが、函館の朝市の毛ガニは首都圏の数倍もしていました。ここのは新鮮なのだと函館の店は言うのですが、首都圏の毛ガニも生きて売っているので、新鮮も何もないのです(元論、浜ゆで物もありますが)。ロシア船のカニが制限されればこの状況も変わるかもしれません。そういえば、函館の現地の朝市の毛ガニの値段と、首都圏の甲羅本店の毛ガニの値段が同じようなものかも知れません。