水漏れするXホース(Xhose)の修理の仕方

 xホースという大変便利なホースがあります。テレビのコマーシャルで昨年知り、購入しました。それまでは重いホースを20m位巻きとる方式のもので、大変不便でした。Xホースは革命的とも言える便利さです。

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ところが、昨夏20~30回程度使っただけで水漏れがして使えなくなりました。水圧で伸縮する方式ですので水漏れすると全然使えないのです。

 結論から言いますと、

・下記する方法で簡単に直せます。力が居るので女性には少し難しいでしょう。

・しかし、原理的にすぐに壊れる材料のようです。水圧で伸縮する特殊なゴムのような材料でどうもこれが物凄く脆い材料のようで、なんと一夏使っただけで、内部で切れていました。下で示します。

 このホースの構造は、内側に大伸縮性のゴム質のホース、外側にナイロンのようなジャケットを着ているものです。で、内部のゴムが切れるのです。

 下の写真で水色の細いホースが切れていました。

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 さて、修理の仕方です。

1.コネクタの下でホースを切ります。

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2.水漏れしている箇所を切断します。この時、最初の写真のように、中のホースが出てきたのでした。

3.健康な部分のホースを黒いコネクタに取り付けます。

 が、どうしたら外れるのか分かりません。じっと観察していると、内部に六角形の溝が見えました。

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 無意味にこんな恰好をしているはずもないので、ここに六角形のドライバのようなジグでも入れて回すのでしょう。しかし、そんな道具は普通の家庭にはありません。そこで、ここに丁度はめこむことができる丈夫な金具を探したところ、何かの付録に付いてきたレンチがありました。

 上の写真ではすでに取り外してありますが、六角形の溝の外側に円形の水漏れ防止用シリコン製乳白色のパッキングがありますので、取り外して保存しておいてください。最後に戻しますが、忘れると、水がシャワーのように吹き出します。忘れないでください。

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4.これで、下の細い部分を回せば分解できます。

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5.内部のゴム質ホースを取り除きます。

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 これが固いのです。ハサミを用途とは関係のない使い方でテコにして、こじりながら少しづつゆるめていきます。

6.これで分解できましたので、あとは、逆過程で健康なホースをつないでいきます。

 これまで分解してきた様子を良く覚えておいてください

 順序を間違えると、やり直しになり、泣きたくなります。なにしろ、組み立てにくいのです。指先の力がいりますし、下手をすると爪を剥がす危険があります。

 この順に部品を仮接続します。このが重要です。

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 水色のゴムと、それを詰める右から2つ目の黒いパーツは固くてなかなか入りません。

 コツを書いておきます。

 ・水をかけてやると潤滑油の働きをして少し入りやすくなります

 ・右から2つ目のパーツは右端のパーツに入る部分に少し切欠きがあります。

  そこを最初から位置合わせしておくこと。

 ・水色のホースを先に右端のパーツに差し込むと、2つ目のパーツを入れるとき、ホースが押されて、右端のパーツの根元に太く固まってしまいます。ホースとパーツは一緒に少しづつ調整しながら右端のパーツに押し込んでいくと良いでしょう。

 ジャケットは左端のパーツのネジ山に挟み込むとネジが回せません。こればかりは、何とも難しく、工夫してやるより仕方ありません。

 以上です。