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貴方がどこにいるかAndroidに常時見張られているかも

 携帯電話(勿論、スマホもです)の電源を入れていさえすれば、携帯電話と電話事業者(DoCoMoソフトバンクAuなど)のコンピュータは常に電波で通信していて携帯電話の位置を確認しています。かかってきた電話を繋ぐためには、どのアンテナが携帯の最寄かを知らなくてはならないからです。北海道にいるのか、沖縄にいるのかが分からなければ電話をつなぐことができません。新幹線のように時速300Kmで走っている場合、数百m置きに立ててあるアンテナを次々とリレーしながら通信を確保しているのです。つまり、携帯から電波は出っ放しということです。基地局は都市部では数百m程度の間隔ですから、位置が分かると言っても、半径数百m以内だという程度しか分かりません。何町の何丁目付近にいると分かる程度です。
 さて、Android端末はパソコンに通信機能をつけて、カメラ、スピーカ、マイク、GPSなどの周辺装置を付けたものですが、このGPSが曲者なのです。一般に開放されているGPS電波では10mの誤差で位置を特定できます。自動車のカーナビがそうですね。

 GPS内蔵の携帯端末では、自分の正確な位置を常に見張られていると考えてよいでしょう。携帯電話の事業者は超大手の日本の企業であり、そこそこ企業倫理は信じることができます。それを承知で携帯を使っているわけです。一方、Androidのアプリ提供事業者などはどこの馬の骨が提供しているかわかったものではありません。彼らに常に位置を見張られているのは気持ちの良いものではありませんね。
 下記は、コンピュータサイエンスでは世界一と言われているカーネギー・メロン大学の研究です。ピッツバーグにある大学で、地元のカーネギー財閥とメロン財閥という2大財閥が金にあかせて作った大学ですので、ノーベル賞学者がわんさと居ます。


3分前はどこにいた?アプリは知っている
カーネギーメロン大学の研究者らはアプリが位置データを要求すると利用者に知らせるソフトウエアを利用して調査を行った Carnegie Mellon University

 米カーネギーメロン大学の研究者らは、携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」向けの10数の人気アプリについて2週間調査を行い、参加者1人につき平均6200回、約3分置きに端末の位置情報が取得されていたと結論付けた。・・・

この研究結果は電子プライバシーに対する懸念が高まる中で明らかにされた。・・・
知識のあるユーザーであれば、モバイル端末を使えば必然的にある程度のプライバシーが失われることを理解している。例えば、ナビゲーションアプリを使えば発行者に自分の位置情報が筒抜けになる
・・・
研究者らによると、位置情報に基づく有用なサービスを提供するアプリでさえ、サービス提供に必要と思われるよりもはるかに頻繁に、端末の位置情報を要求することがよくあったという。例えば、天気情報を提供するウェザー・チャンネルは、調査期間中に端末の位置情報を平均2000回、およそ10分置きに要求していた(注:この会社のサーバが所有者の知らないうちにアプリに要求しているのです)。特定地域のクーポン情報を提供するため位置データの収集が欠かせないグルーポンは、ある参加者に2週間で1062回、位置情報を要求した。

 論文の共同執筆者であるカーネギーメロン大学のノーマン・M・サデー教授はグルーポンは本当に20分置きにどこにいるかを知る必要があるのか」と述べ、「寝ている間もグルーポンにアクセスしていなければならないということか」と不審がった

 グルーポンとウェザー・チャンネルはコメントの求めに応じなかった

」 --http://jp.wsj.com/articles/SB12371367657780613424004580537593110760972

jp.wsj.com

 この2社は何かよからぬことにユーザの個人情報を使っているのでしょうね。ベネッセの個人情報流出問題を引き合いに出すまでもなく、このような情報を買うダークな組織があるのです。