北陸新幹線初乗記

 有給休暇をとって和倉温泉までいきます。13:24東京発の臨時かがやき。JTBも、近ツリも、JR東日本も加賀屋が4、5月はとれません。2泊がないのです。諦めて、しかし諦めきれずに加賀屋のHPを見ていたら、なんと翌翌日から2泊が奇跡的にあいていました。速攻で予約。翌朝JR駅でかがやきを予約。これもグランクラスは1席しか空いていないということで、グリーンです。ところが、いざ乗って見回すとグリーンは空席だらけです。3割程度しか埋っていません。

 ところで、東京駅は平日の昼間なのに込み合っています。で、観察していると元気な高齢女性が圧倒的。次が子供をつれた中年女性。春休みを終えた帰省組?日本は裕福だと感じます。

 東海道線を降りて北陸新幹線の乗り場がわかりません。建て増し、建て増しの老舗旅館と同じでスッキリしていないのです。さらに言えば、案内ボードが悪いのです。わかるようにおいてないので、駅員への質問が殺到しています。駅長はもう少し駅舎巡回しないといけませんね。

 帰りのことですが、金沢駅で40代とおぼしき女の子連れの白人女性がトイレに通じる手前のドアを指して「オープン、オープン」とわめいているのです。通路はL字型になっているので、トイレに行きたければ右に曲がればよいのです。角のところにドアが付いているのでそこを開けてトイレに行くのだと思い込んでいるようなのです。人の波は右に右にと進んでいるのですが。で、何をしたいのか英語で尋ねても「オープン、オープン」です。英語圏の外国人ではなさそうです。そうこうするうちに、子供は人の波の進行に気づいて走って行ってしまいました。実はDr.Yもそのドアが何であるのかわかっていません。だから彼女が何をしたいのか不明なのでした。通りかかった女性が「emergency door」と行ってくれたのでわかった次第です。何も書いてないのです。そもそもこのトイレのメイン通路からの入り口も見える看板はないのです。入り口にたどり着いて正面からみるとわかりますが、メイン通路の遠くからトイレの看板が見えるようになっていないのです。JRはまだまだ官僚なんですね。シモジモの面倒なんてみていられるかい、でしょうか。

 ちなみに、地方の人が東京に来て道に迷っても恥ずかしくありません。東京を中心にする首都圏人はみな、「お上りさん」なんです。彼らは普段、日常的に行く場所しか知りません。東京を活動域としているDr.Yもどこかに出掛けるときは、あらかじめネットで地図をチェックし、あとは案内板がたよりです。道をきかないでください。いつぞや、スーツを来てスーツケースを引いて、いかにも「I am a stranger here.」という格好をしているのに、サンフランシスコで地元のおばあちゃんに道を聞かれました。

 さて、かがやきはのぞみと違って余り多くは走っていません。ほとんど選択の余地なしです。おまけに金沢から和倉温泉へいく七尾線が昔のままなのでしょうか。特急などいない?関西からくる特急にたまたま時間があえば良いのですが、田舎のバスと同じで圧倒的に本数がすくないのです。16時ころ金沢について、30分ほど待って、鈍行に乗る予定です。なんと金沢・和倉温泉は、金沢・富山ほどに遠いのです。(続く)