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中国発世界同時株安

 このところ、台風の影響で下界も涼しくなって雲の中から地上に下りて来たのは良いのですが、PCを高原に忘れてきてしまったので投稿できず、既に後講釈になってしまいましたが、今回の株式市場の大騒動の顛末を書いてみましょう。

 なぜ、こんな灰神楽の立つような騒ぎになるのか驚きました。日経平均は21000円近くから、17000円台まで4000円近く落ちました。別に日本の経済・金融に何か問題があったわけではありません。単に中国の株が落ちたというだけのことで、世界同時株安です。如何に、この世界に関わっている人間が臆病で馬鹿らしい事をしているかを示すものでしょう。言ってみれば、「怯え売り」狂想曲だったわけです。「中国発ブラックマンデー」だと騒いでいた評論家もいたとか。xx評論家などは、xx専門家になり損なった人々ですから、こういう馬鹿げた事を考えるものです。

 Dr.Yは幸いにもギリシャデフォールト問題が怖かったので(正確に言えば:ヘッジを始めとする大方の投資家が怯えると、考えて)、持ち株を二分して、半分を現金ポジッションにしてありました。暴落した時に底値で買い戻す為です。もう半分は暴落せずにそのまま株価が上がって行った時の為に売らずに持っていました。何しろネット証券と違い手数料の往復が1.5%程度しますので、気楽にちょっと売っておいて何事もなければ買い戻す、とはできないのです。

 もし、暴落したら、現金は買戻しに使って利益が出ますが、株で持っている方は当然含み損が出ます。しかし、基調は上げと読んでいるので、たとえ下げても再度上昇に転じ、元に戻っていくと考えていました。勿論、この「基調は上げ続ける」という仮定が間違いだった場合、含み損は実現損になるか、塩漬けになるかという事態になります。損切しないDr.Yは、塩漬けとするでしょう。

 ギリシャ問題が一応落ち着いたので、どこかで買戻そうと思っていたところに、この騒動です。日経平均20000円弱の所で売っておいた資金で、17000円台に落ちた所、8月26日の前場で買い戻しました。もう、これ以下には下がらないと読んだからです。そもそも、この下げ自体がおかしいのです。「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」を地で行っている大狂想曲でした。

 そのように考えた理由は:
 ・日本の経済・金融。政治に何の問題もない日本株が下げる理由がない(事実)
 ・株式市場の基調は上昇である(推測)
 ・狼狽 & 取り敢えずの売りにすぎない(推測)
 ・CME先物で17000円台まで落ちた(事実)
 ・円があげ止まり:116円まで落ちたドル円が、119円に戻っている(事実)
 ・26週移動平均以下に下げ(事実)
 ・3日連続窓開けの下げ(事実)
 ・日本、米国、欧州、中国、どの政府も株式市場に敵対的ではない(事実)
 ・震源地の中国の習政権は、市場が崩壊しても、経済が停滞しても大変困る
  ので対策を打つのは100%必然(推測)
 ・黒田マジックが何らかの形で成される可能性がある(推測):日銀、GPIFのクジラはそろそろ資金が尽きかけているらしいが、郵貯という大クジラが4兆円、簡保が1兆円、合計5兆円の資金を持っている(事実)
 ・イエレン女史のFRBは9月に利上げを狙っていたが、今となっては、無理(推測)

  というわけで、すぐに復調すると考えて買いに入ったのです。
 一昨日、17700円台が2015.8.28 10:47現在
 19,036.75円 +462.31円 (28日10:47)

に戻りました。

 

 しかし、Dr.Yは決して損をする買い方はしません。その為には、買い時が大きな要素となるのですが、買い方も大きな要素になります。これは両方とも難しくはありません。もう、これ以上下げないだろうと言う時点は必ずあるものです。今回でいえば、上記箇条書きの条件の下で日経平均が18000円を割った時ですね。

 買い方としては、そんな時点でさえ、全資金を注ぎ込みません。まだ下げる可能性は0とは言い切れません。神ならぬ身にはそれは分からないのです。従って、半分以上の資金を残し、難平買いに備えています。実際には、ほぼすべての場合、難平は必要なく、そのまま上げて行きます。これは当然で、そういう時点でしか買わないからです。

 正直に言えば、後になって「あの時、もっと買っておけばよかった」と思わないわけではありません。しかし、Dr.Yは神ではないので、絶対の自信などありません。99.99%下げないと思っても、それでも尚、難平買いに備えます。これが、負けない秘訣です。その代わりに、資金効率は悪いのですが、「ほぼゼロリスク・貯蓄債券など他の方法に比べて相当なハイリターン」を実現しています。