風邪をひかない方: 彼を知り己れを知れば百戦して危うからず

 単純な風邪にしろ、インフルエンザにしろ、病原体はウィルスです。ウィルスはDNAあるいは、同類のRNAという物質にタンパク質がついている単なる物質、言ってみればスーパーで売っているオリゴ糖かデンプンか、クズキリかというようなものです。

 たまたま、DNA、RNAの中核物質の核酸と塩基が人間の遺伝情報を乗せている物質なので生命的な作用をしてしまい、つまり、人間の細胞内の各種器官が自分の遺伝子と間違えて(単なる擬人化表現です)通常の何でもない化学反応を起こしてしまって、コピーを作るので、あたかもウィルスという物質が自分で「増殖」したように間違える人がいるのですね。

 生物であるような表現といいますか、生物と思っているひとが、おかしな文章を書いているのです。曰く、「死滅する」「湿気に弱い」「低温を好む」「増殖する」「冬になると活発になる」・・・これ、砂糖は死滅する、砂糖は低温を好む・・・と言っているのと同じなんですけどね。

 ところで冬になるとインフルエンザが流行ることも事実です。一つには先日かきましたが、人間の免疫力が寒さで落ちるということがあります。しかし、それだけでもなさそうで、dr.Yも不思議に思っていたことを調べてくれたサイトがありました。

「インフルエンザは湿気に弱い」それってホント?

 

 要約しますと、

冬になると、

 ・紫外線が弱くなるので空気中に浮遊するウィルスが分解されにくい。

 ・空気が乾燥するので、空気中の水分に吸着されて落ちるウィルスが減り、空気中に浮遊して人間が吸い込む量が増える。

 ・乾燥で人間の喉の粘膜が弱り異物が吸収されやすい(免疫も弱っていることにも注意)

  日本の冬は、紫外線弱く、湿度も低く、免疫もおちるという三重苦状態なので、吸い込んだ空気中のウィルスが喉や鼻の粘膜にくっついて吸収される可能性がたかいのですね

 更には、人間の皮膚上でウィルスは5分で分解されてしまうそうです。こんなに脆弱な化合物なので、二酸化塩素を首から吊っていることは意味があるようです。

 なお、ウィルスという物質は生物である細菌に比べて非常に小さく素焼きの陶器を抜けるので濾過性病原体とよばれます。ならば、青酸カリも同じことですが・・・。当然、マスクはウィルスを吸い込まないという意味では何の役にもたちません。吸気を多少温める、喉粘膜の乾燥をふせぐ、くしゃみで人に唾をかけないという役目でしょう。冬にはマスクは欠かせません。