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えごま油は買ってはいけない

 食品業界はもうあきれるばかりの偽装インチキ体質のようです。廃棄物を市場にまわしたダイコーのような「くそジジイ」どものインチキ会社は氷山の一角にすぎません。そう言えば、キリタンポの季節になり、遥か昔、秋田の比内地鶏と称して廃鶏の肉を売っていたくそジジイがいたことを思いだしました。丁度、秋田に出張していてスーパーで大枚叩いて買った比内地鶏が固いだけでなんの、あの独特の旨味がない事に気付いていました。

 今朝のニュースによると「えごま油」では、えごま油の含有率は相当低いようです。ゴマ油の臭いがするなどとの訴え。えごまとゴマは文字列の一部が一致してはいますが、全然違う植物です。が、悪徳業者はどうも混ぜているようなのです。「xx油」と書かれていたら100%のもので混ぜ物があるなんて普通思いませんが、食品業界は観光バス業界と詐欺度を競っているようです。そのうち、「ごま油」がでてくるかも。中身はえごま油0%。ごま油10%であとは安い油。業者の解説。「「え!、これでもごま油ですか」という油です。正直に書いてます」

 えごま油織田信長が若かりし頃の油の主流でした。夜はこれを燃やして明かりにしていました。言うまでもなく当時も高価なものでしたから庶民には縁のない油です。信長の岳父、美濃の国主斎藤道三が、これまた若かりし頃、えごま油売りを生業にしていて、伝説によれば、一文銭だか、何文銭だかの穴にひしゃくから落とした油を通すことで人を集めて行商していたとか。有名な話であちこちに書かれていますが、司馬遼太郎国盗り物語が面白いと思います。

 この油の販売権は石清水八幡宮が独占的にもっていたためもあり、これまた高価の要因でしたが、戦国の時代に菜種がもたらされ、近代に入っても「いちめんなのはな」の世界があったように、安く大量に菜種油がとれ、以後、えごま油は衰退したのでした。それがまた健康ブームで生き返り悪徳業者の腹を肥やしているとは。

 なぜ、健康的かというと、こんなことに騙されてしまう人がいるからでしょう;

「オメガ3系の脂肪酸には、アレルギー性疾患を改善し、脳細胞を活性化する一方、動脈硬化・脳梗塞心筋梗塞・高血圧などの予防に効果があり、体内からの異物に対して体を守る免疫機能の改善および促進にも働きがあると、数々の論文が発表されています。」ーーアマニのα-リノレン酸:日本アマニ協会

 まあ、ここに書かれていることは真実ですが、これとαリノレン酸えごま油が批判なしに結び付けられているのでしょう。実態は以下です。

「栄養学では、摂取することが必須の栄養素である必須脂肪酸である。ヒトを含めた多くの動物は体内でα-リノレン酸を原料としてEPADHAを生産することができるが、α-リノレン酸からEPADHAに変換される割合は10-15%程度である[3]。」ーーhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/Α-リノレン酸

 大変高価なアルファ・リノレン酸や、それがちょっとしか入っていない、更に混ぜ物だらけのえごま油など買わなくても最終目的物である、EPADHAを大変安価な魚油かDHCのカプセルで摂っておけば良いと思うのですが。