USBワイヤレスLANアダプター

 ノートPC内蔵の無線LANチップが、例によって死んで困りました。USBに挿して使う親指の爪ほどの無線LANアダプターが売られているので、それを購入しました。「ELECOM WDC-xxxx」というものです。これはすぐれもので、無線LANが復活しました。2個しかないUSBのポートが1つ減りましたがしかたありません。

 問題は、USB機器という物は、かなり儚い不安定なものであることです。ちょっと、ポートが2個必要になったので、一旦、外したところ、再度元に復しても、ンともスンとも言いません。設定アプリを立ち上げると「信号強度」というグラフがあって、アクセスポイントという、まあ、親機ですが、それが出す電波が2mしか離れていないのに表示されません。

 こういう時、嫌なのは、チェックすべき所が多いことです。デバイスマネージャを見ても、「正常に動作しています」です。これで、壊れてはいないらしいと分かります。なぜ、親機の電波が受信できないのか?色々見てみると、このデバイス附属の設定アプリがあり、その中には色々なタブがあるのですが、そのうち、「プロファイル」に何も書かれていないようなのです。が、元々そんなものだったのか?そもそもプロファイルって、この場合、何かことなのか?試に「追加」ボタンを押すと、SSIDや、暗号化に関わる設定が出てきて、それだと分かりました。そんなものは、デバイスをインストールした時に設定してあるのです。飛んじゃったの???

 試に、再度設定したところ、「信号強度」が98%になって稼働開始です。でも、このプロファイルって、普通、テキストファイルにでもしてこのアプリの入っているフォルダーにでも保存するはずなのですが、そんな仕掛けはありません。当然、読み出す仕掛けもありません。無線LANの暗号系の設定は歴史的事情からいろんなものが混在しているので、我が家は何だったか?覚えてなどいない家庭が大半じゃないでしょうか。最初の設定は、汗水垂らしてするでしょうが、そんなの、1か月も経てば忘れてしまいます。二度とやりたくもない面倒なものです。どうせなら、毎回、起動するたびに複雑怪奇な設定をさせてはどうでしょう。式年遷宮みたいなものです。これなら忘れないでしょう。