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待機児童問題の本質

 いつぞや、書きましたが、おばあちゃんを平日の朝、近くの病院に連れて行った所、3時間待ち。待合室は高齢者、恐らくは後期高齢者で満員なのです。この治療は国が9割負担なのです。10割負担、つまり当人は無料という時期には、病院は老人サロンと化し、もらった大量の薬は帰りに川の堤防に捨てていくんだと豪語していた老婆がいました。何事も、無料は人の精神を蝕みます。

 これだけの医療費を国が負担し、更に人口の1/4が高齢者=年金老人という状態も、国の予算を圧迫しています。

 問題は、待機児童問題だけではなく、日本の社会構造が80年代とは変わってしまっていることでしょう。80年代までは、男の給料で一家5人が食べていました。それができなくなったので、女が家計の足しに働きにでる時代になってしまったということです。80年代以前にも、Dr.Yの周りには働いているマザーが何人もいましたが、彼女らは家計のためというより、東大や京大、お茶の水大で蓄えた知的財産を職場で発揮していたという特殊な事情でした。

 更には、若者も「下流社会」化し、無職、バイト、派遣が大量にいます。

 まともに正規社員で働いている人は40%程度でしょう。大学進学率50%。ということは、高卒以下が60万人程度いて、そのうち、17万人程度しか就職できず、大学進学と言っても、Fランク大では就職できず、就職率は6割程度でしょう。そのうち、3割は3年以内に馘首です。

 私学のランクは下記になっています。

 早慶上智

 GMARCH

 日東駒専

 大東亜帝国

 その他のFランク

 アンサイクロペディアには、皮肉と本音を交えたFランクの実態が書かれています。Fランクにさえ、学生支援機構から奨学金の枠が与えられているのですが、適切なのかどうか

 上記アンサイクロペディアからの皮肉と現実です。

英語
日本語のみの講義を行うため、基本的に白紙でも不合格とはしない。・・・かくして、Fランク大学での入学試験の英語の成績は、どのような英語の授業を行えばよいかを見るための資料として機能することとなる。

あるFランク大学では、以下のような講義が行われたという。
アルファベットの書き方
日常での簡単な挨拶
This is~で始まる簡単な構文
念のために書いておくが、この内容は大学の講義の内容であり、決して中学校一年の英語の授業のメニューではない。

 

数学
文科系なら、数学など不要なので、基本的に白紙でも不合格とはならない。それ以前に、文科系なら数学を選択する奇特な受験生など殆どいないから、試験さえ実施されないことも珍しくない。
一方理科系でも、面倒な計算は電子計算機に任せればよいので、やはり白紙でも不合格とはならない。

国語
そもそも、日本では既に義務教育で基本となる会話力や文章表現力は学んでいるはずであり、大学でもそれほど高度な国語力は求められていない。従って、名前さえ正しく書けさえすれば、解答欄が空白となっていても、不合格となる恐れはない

 専門科目 専門科目については、研究者になるというならともかく、そのような志のある者を対象とはしていないので、中学生でも理解できるような平易な講義とするように努めている。

卒業後の進路

Fランク大学の出身者にとってもっとも多いのは、言うまでもなく自宅警備員であり、次いでフリーター、製造の派遣社員ですらかなり優秀な部類である。故に、名誉の為に大学名は伏せるが派遣社員も大学の実績として掲載する所が普通に存在している。もっと酷ければ、アルバイト就職さえ実績として扱い

 これが皮肉でなく実態であることは、中学英語を教えていた大学文科省から苦情を言われたという新聞記事でもあきらかです。

 これでは大卒として就職できないでしょうが、将来、この大学に返す必要のない奨学金の枠を与えていくのでしょうか?

 

 つまりは、高齢者が大量に居て、その医療費が大きな予算を食いつぶしている。年金世代も大量にいる。それを支える若者・壮年世代は無職に陥っている。奨学金と称するムダ金が大量に配布されている。やっと結婚しても妻の働きが必要。しかし、子供をどうするか?国にはどこを探してももう金はない。保育園を増強しようにも原資はない。

 大量の老人が金を喰い、壮年・青年は金を儲けられない。企業の苦境はシャープ、東芝をみれば明らか。一部の成金から--イギリスに住んでいた友人が言うに彼の国は植民地を長らく持っていたので未だにストックがある。利子生活階層がいるということです。日本はフローはあってもストックがなく、本当の金持ちはいないので、金持ちと思われている全員が成金なのです--、富の再配分の美名の下で税をとっても、彼らだっていつまでも成金ではいられない。持続可能な国家的金策をどうするのか。

 こんな問題に解があるのでしょうか。すぐに、所得の再配分だと馬鹿の一つ覚えで言っているコメンテータが居ますが、そんな共産党的発想ではこの問題は解決できないのは明らかです。

 必要なのは、何でも国の補助にするとか、所得の再配分ではなく、個人支出への補助の再配分でしょう。無駄で、回収不能になっている(実態は非奨学金は削減する。大量の医療費は、もう少し利益者負担にすべきでしょう。その分、保育士の給与に回し、保育園を増やすなどをして、その為の税をどう配分するかです。Fランク学生、高卒の就職環境を整える。これは企業の体力を削ぐので、そうならない金融経済政策をとる、など。