フルHD(1920×1080)画像をフルスクリーンで見ようとLGの Androidタブレット LG G Pad 8.3 LG-V500(8.3インチ、Full HD/IPS液晶ディスプレイ(1920×1200 273ppi)) を購入して Google Chromeでjpg画像を表示したところ、かなりはみ出てしまいます。1700x900の画像が表示できないのです。
LG-V500の仕様
CPU Qualcomm Snapdragon TM 600 1.7GHzクアッドコアプロセッサ
サイズ(高さ×幅×厚さ) 216.8×126.5×8..3mm
質量 338g
OS Android TM 4.2.2(Jelly Bean)
バッテリー 4600mAh リチウムポリマー電池
ディスプレイ 8.3インチ、Full HD/IPS液晶ディスプレイ(1920×1200 273ppi)
メモリ RAM 2GB / 16GB eMMC Memory/ microSD?(最大64GB)
USBインターフェイス USB2.0準拠
Bluetooth BluetoothR 4.0HS
Wi-Fi Wi-FiR802.11 a/b/g/n(2.4/5 Ghz)
どうも、ハードの1画素(ピクセル)に描画ソフトの1画素が1:1対応していないのです。ハードの4点を、ソフトは1点と思って描画しているようなのです。縦横2次元で4点ですから、縦だけ、横だけなら2点を1点にしているわけで、縦横それぞれ2倍に表示してしまい1700x900なら、3400x1800点のハード画素がないと溢れてしまうということですね。
参考サイト;
スマートフォン解像度・CSSピクセル一覧
「デバイス CSSピクセル デバイスピクセル比 デバイス解像度 インチ
(ブラウザピクセル)
Nexus 7 600 x 960 2 1200 x 1920 7」
上記でCSSピクセルと書かれているものがソフトの画素数、デバイス解像度の値が、ハード画素数です。10年も前の低解像度の頃は解像度が示す1点と画素が1:1対応していたので、解像度も画素数もほぼ同じ意味あいで使われていました。解像度とは本来、ある一定の長さ(インチを使います)に存在する描画のための素子の数ですが、その素子1個が1画素だったので、同じ意味あいで使われるのです。上記のように、本当は違いますけどね。
どうも Androidの GoogleChromeは、ソフトの画素1点を表わすのに、ハードの画素の複数点を使っているようなのです。それを1:1に設定できれば良いのですが、残念ながらAndroidではできません。
参考サイト;
さて、そこでAndroidはやめてWindows10 タブレットを購入して実験。
microSDHCカード
microSDXCカード
本体インターフェイス microUSB
Micro HDMI
画面サイズ 8 インチ
画面解像度 1920x1200
こちらは、スケーリングという機能で、1:1から1:2まで対応させられ、色々な設定が可能なので、フルHD画像をはみ出すことなく表示できました。
ただ、ハードとソフトの比が画像にも文字にも共通なので、1:1にすると文字は虫眼鏡がないと読めないほどに小さくなります。で、文字を見やすくすると当然ながら画像ははみ出して横スクロール、縦スクロールで見ることになります。
参考サイト;
Windows10のウィンドウの表示サイズを変更する方法
高解像度の画面が見にくい!? スケーリング設定で解決!!
スケーリングを変える方法
Windows10タブレットでは、画面右下のタスクトレーに四角い吹き出しの形をした「通知アイコン」があるので、そこを長押しか、マウスなら右クリックでメニューを表示し、ディスプレーの設定を変更します。上のサイトを見て下さい。画像はお借りします。
スケーリングに変えるには「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する。200%(推奨)」を使います。推奨通り200%にしておくのが良いでしょう。
スケーリングはWindowsの機能なのでWindowsXP時代の ViXのような画像処理ソフトにもスケーリングは有効です。エッジやIEでは、200%でもなぜか、1000x700という画像がはみ出しません。
スケーリング200%の場合、ViXでははみ出してしまいます。それで、ViXの設定で「画像ウィンドウ」の表示をx0.5に設定しておけば、2x0.5で結局、スケーリングは1ということになりはみ出さずに表示できます。
0)ViXのメイン画面で金槌のアイコンをクリックする。
1)「画像ウィンドウ」をクリック。
2)「倍率調整」を選択
これで、自動的に画像に適する倍率で表示されます。只、縦横どちらかがスクロールになることはあります。
「オーバビュー」にすると元画像の縮小・拡大が行われ、うっかり保存すると元画像が失われますので、注意です。