夏の寝室の壁からの放射熱

 遂に史上最高温度41.1°Cを記録した今年の夏。熱中症が問題になっています。

 夜、エアコンで冷やしていても暑い。汗がにじみます。温度計の指す温度とは違う気がします。理由は簡単で温度計は、置いてある場所にもよりますが、空気の温度を示しているにすぎません。我々が寝ている体には壁、天井からの放射熱があたっています。空気を媒介して伝わる熱とは違う熱。例えば、バーベキューの炭火から来る放射、暖炉の薪から来る放射、溶鉱炉の近くで働く人はこの放射熱を良く理解しているでしょうね。

 高断熱の家では、この放射熱はまあまあカットされるようです。断熱材自身も昼間の熱で熱くなっていますが、6時pmからエアコンで部屋を冷やしておけば、普通の作りの家の時より放射が少ない気がします。

 下の写真を見れば壁からの放射の怖さが良く分かります。

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ーーテレ朝より

 

 熱は伝導でも伝わります。外気の熱が壁から屋根から伝わってきます。その熱が放射でベッドに寝ている我々の上に降り注ぎます。エアコンを止めると部屋はあっという間に暑くなります。外からの熱が、伝導で壁や天井に伝わり、そこに触れている空気は対流を起こして熱を拡散し、あるいは放射で我々を直撃しているのです。エアコンは一晩中止めてはいけませんね。

 6月の上旬頃は朝3時頃にタイマーで止めていましたが外気が冷えない今は朝までつけっぱなしです。十分に冷えて設定温度になれば最低レベルでの運転に自動的になるので電気代は気にする必要はありません。

 6pm 20°C設定で急速冷却。

 8pm 24°Cに落とす。

 11pm 27°C で就寝。

 

 そう言えば高断熱にする前は、接触冷寒シーツとか蓄熱毛布とか色々涼しくする寝具、暖かくする寝具を使っていましたが、今は春用の薄い布団と毛布だけで一年中を過ごしています。