大学の研究生とは何か?

研究員ではありませんよ。研究「生」です。地位的にはnothingです。旧帝大には昔からありました。自分の研究室出身の大学院浪人を、教授が研究室入退室自由にするための資格。一応、大学屋内に入るので大学から研究生証が出ます。それから、工学部など企業と強い連携がある場合、企業の部長あたりと教授のプライベートなコネで企業の研究員を自分の研究室に1、2年受け入れる場合も研究生とします。附属図書館なども使えます。本来、大学の正規の制度というより、教授の私的な関係

 

学生ではありません。授業にはでられませんし、単位もでません。つまり、地位的にはnothingです。

 

東京福祉大学で、この呼称を大学そのものが利用して、日本で働くためにVISAが欲しい外国人を研究生と称して入国させ、そのまま行方不明ーーどこかで働いているのでしょうーーにした事件で有名になりました。

 

「東京福祉大に文科省など実地検査 留学生1400人が所在不明の背景にある独裁創設者へ「復帰待望論」

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キャパシティーを超えた留学生の受け入れも元理事長の方向性である以上、おかしいと思っても誰も声を出せなかった」(東京福祉大の現役職員)


2019.3.26 15:18AERA

 

酒田短大事件を彷彿とさせます。

ほとんどすべての学生が中国人で、そのまま東京に出て風俗店で労働。キャンパスには学生はいないと報道されました。

ja.m.wikipedia.org

 

この中国人留学生が、都心に出て水商売や風俗の仕事に従事していたことから、「日本にはセックステクニックを教える売春婦養成大学がある」という噂が外国人を中心に流れたことを石井光太が紹介している[10]。」

 

厄介なのは、文科省が全然、学習していない事。懲りずにこういう事件を起こす下地を思いつきで作り、社会問題になってから、火消しに乗り出す。官僚の劣化の酷さ。官僚養成学部と言われる東大法学部が、レジャーランドと言われる東大経済学部に、入試最高点、平均点、最低点の全てで今年追い抜かれたのも宜なるかなです。