梅雨時の扇風機による火災

テレ朝

 

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原因 

 ・モータ部のカバーに開いている穴からホコリが入る。

 ・洗濯物を乾かしている時に、ヒモが回転部に絡んで回転が遅くなる。

 

ホコリが入っただけではそれが燃えるような熱は扇風機は正常なら出しません。古くなってグリースが糊化して十分に回転しないと過電流が流れ、それによって導線の抵抗で大きな熱が発生します。その熱でグリースとホコリが燃えるのでしょう。

 

紐が絡むのも同じです。コメンテータは文系なのか、摩擦熱で発火とか言ってましたが、回転が遅くなると発火って、摩擦熱と矛盾するでしょう。もし、紐が絡んで回転が停止してしまえば、摩擦熱はゼロですが最大の熱が出るのですよ。

 

回転が遅くなると、起電力が落ち、過電流が流れ、抵抗x電流x電流の熱が出るのです。以前、書いた事です。扇風機にブレーカを付ければ防げますが、安い家電にはコストの問題があって、付けていないのです。

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