湿度計の構造

 

ダイソーに置いてある湿度計を分解。

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透明な前面の蓋が外せます。

 

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裏を見ると、金属のゼンマイ状のものがあり、これが湿度センサー。こんなものなんですね。

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  で、そのゼンマイが入っている枠全体が白いプラスティックの文字盤に取り付けてあるだけなので、力を加えれば回ります。針が今の湿度を指すようにその枠を回して調整します。今の湿度は、他の正確な湿度計で測るより仕方ありません。

 

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 この円盤全体を摘んで回せば、表側の針も回ります。

 

こんなテキトーな構造なので100%や0%などが測れるわけはなく、文字盤の緑色の辺りしか測れないでしょう。それで、十分です。要するに健康に良い湿度の範囲ーー50%程度ーーに入っているかどうかさえ分かれば良いのです。

 

 

 wikipediaによれば、

バイメタル式湿度計編集

バイメタル式湿度計の内部

測定部分は、塩分を染みこませた濾紙を感湿材として金属(真鍮)の薄板に貼りあわせ、ゼンマイ形のコイル状に巻いたものである。湿度が上がると紙は吸湿して膨張し、いっぽう真鍮は伸びないためコイルが変形して、ゼンマイが巻きあげられ先端の指針を動かす。構造が単純で安価なため家庭用として広く普及しているが、誤差が10%以上生じる場合があるなど精度は高くない。また数年でコイルが劣化して寿命となる。

 

 

ja.m.wikipedia.org