自動製氷できなくなった冷蔵庫の修理

冬の間、「製氷停止」させておいて、春になって製氷モードにしても全然、氷が貯まりません。

 

自動製氷装置は、製氷皿に水を自動で供給し、氷ができるとくるりと一回転して、氷を下に落とすだけの簡単なもの。所が冬の間に氷が製氷皿に貼り付いて外れないので氷ができないのです。

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これが製氷皿。右側が奥で、モータの軸に接しているのでしょう。左側の長く細い軸は単に軸置きに置かれるだけ。製氷皿は、大小の氷の為に2個あります。どちらか1個だけが使えます。

 

 

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右側は予備の置き場。左側に自動製氷の製氷皿が入ります。薄い草色のラッチを回して蓋を開け、製氷皿を取り出して水道の水で氷を緩めて外して元に戻せば終わりです。

 

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これは、日立製ですが、どこも似たりよったりでしょう。

 

ただ、製氷皿がこれも凍りついているのかなかなか取り出せず、ゴチャゴチャといじくっているうちに奥に押し込むことも出来なくなりました。仕方ないのでジックリと腰を据えてまず製氷皿を取り出して奥を覗くと、軸受が製氷皿のフレームとは別のパーツになっており、外れかかっています。手を入れて外してしまい、製氷皿のフレームを冷蔵庫本体から取り出しました。ただし、この取り外しは顧客にさせる事は想定されておらず、簡単にはいきません。1mmくらい本体に引っ掛かって簡単には取り出せないようになっています。

 

フレームはプラスチックですので多少の変形はします。1mm引っ掛かっている辺を割れないように用心してはずしました。割ったらアウト。ポリエチレン、ポリプロピレンでも接着できる接着剤を使うか、観念してメーカーに来てもらうかです。

 

で、パーツを付けて、フレームを元に戻し、そこに製氷皿を押し込んで一件落着です。