オゾンは、消臭、防カビ、防ウイルスに、居間、バスルーム、キッチン、寝室で用いています。
下記、①も②も同じ中国メーカなので、オゾン発生部は同じものでしょう。
問題は運転モードの違い。
オゾンは臭く有毒であり、強力な除臭作用が有ります。強い酸化力で臭いの元の物質を分解するのです。
それだけに人にも有毒。
オゾン発生時間、休止時間、連続運転可能
これがポイントです。
Dr.Yは、30畳のリビング、人が常駐しないパントリー、納戸などで①をオゾン発生連続モードで24時間、365日、使っています。
活性酸素循環発生:20分間の作業と10分間の待機、サイクルは継続します。
「作業」とはオゾン発生運転のこと。機械翻訳なのでおかしな日本語です。
寝室など人が常駐する部屋では②を連続運転。
循環モード:オゾン発生10分後。待機になります。50分後再起動する、循環動作します。
①より、②の方が良いと思います。
20分のオゾン発生は長すぎるし、部品の寿命を短くします。
②でも、6畳程度の寝室で連続運転は健康によくないかも知れません。別途、11時間タイマーで人のいない寝る前2、3時間程度の運転にした方が良いかもしれません。特に幼児が居る場合はそうです。
なお、オゾン生成器本体のスイッチは何のへんてつもない電子スイッチなのでタイマーONはできません。
11時間タイマー。ホームセンターで1000円前後。
以下、Amazonのサイトより。
①
★【インテリジェントなオゾン搭載】このオゾン脱臭機の活性酸素(オゾン)発生タイミン グは30分、60分、循環発生の3つのモードがあります。
- ☆【2つのモード&四種機能ボタン 指示ランプ対応】マイナスイオン清浄機モードとオゾンモードである。四種機能ボタン:活性酸素発生タイミング:30分(30分間の作業と5分間の待機) ;活性酸素発生タイミング:60分(30分間の作業と5分間の待機) ;活性酸素循環発生:20分間の作業と10分間の待機、サイクルは継続します。負イオン清浄機:働き続け。【 5分間の待機は扇風機が約2分間ほど運転してから、3分間一時停止します。10分間の待機は扇風機が約2分間ほど運転してから、8分間一時停止します。】
「作業」は、「operation」でしょうね。「運転」のほうが馴染みます。
② お奨め
商品仕様
材質:ABS
定格電力:DC5V (注:電力ではなく電圧ですね)
オゾン出力量:50mg/h
マイナスイオン量:≥800万/cm3
サイズ:13.4*8.2*3.5cm
設置面積:5-35㎡
①マイナスイオンモード:スイッチボタンを一回短押して、マイナスイオン空気清浄機モードに入ります。負イオンランプは緑灯が点灯します。
②定時モード:スイッチボタンを二回短押して、定時モードに入ります。定時ランプは青灯が点灯します。オゾン脱臭機能20分動作して、マイナスイオン空気清浄機能に戻ります。マイナスイオンモードに戻って後、負イオンランプは緑灯が点灯します。
③循環モード:スイッチボタンを三回短押して、循環モードに入ります。循環ランプは赤灯が点灯します。オゾン発生10分後。待機になります。50分後再起動する、循環動作します。
② の裏と表と、①
①は2連の壁コンの2つの穴を占領する。プラグが変な位置に付いているのです。
② はそういう欠点がない。プラグも折り畳める。
マイナスイオンは、効果が不明なのでどうでも良いでしょう。
「
令和2年8月26日の藤田医科大学様のプレス発表より
*藤田医科大学様のプレスリリース内容抜粋
湿度80%では、日本の作業環境基準であるオゾンガス0.1ppm処理でもCT60(10時間後)で4.6%までウイルスの感染性が低減。より厳しいアメリカ食品医薬品局の基準であるオゾンガス0.05ppm処理で5.7%までウイルスの感染性が減少。。
湿度が55%では、オゾンガスによる除染効果が減弱するが、オゾンガス0.1ppm処理では、CT24(4時間後)で53%まで感染性が半減
オゾンは人体に有害って聞いているので心配なのですが?
確かに、 高濃度のオゾンは、人体にも動物にも有害です。しかしながら、オゾン臭に不快を感じない程度の濃度であれば、まったく問題ございません。(むしろ、森林浴で自然に発生する程度の濃度で爽やかな空間になります) 但し、短時間で除菌をする場合は、無人下で高濃度のオゾンを使いますので、ご使用時に注意が必要です。
」
新型コロナウイルスやインフルエンザの予防対策にはオゾン発生器
② のオゾン発生量と安全濃度
検算してないので自己責任で。
上記によれば、0.1ppmが安全範囲とか。
8畳間で計算します。
8畳間の容積 13.2m2 x 2.4m = 32m3
これの0.1ppm = 10**-7は、 3.2 x 10**-6m³
一方、
オゾン/密度 2.14 kg/m³ = 2140000mg/m³
オゾン発生量は、時間当たり、
50mg
容量に変換
50mg/2140000mg ≈ 2 x 10**-5m³
1時間に10分稼働では、1/6なので、
2 x 10**5m³/6 = 3.3x10**-6
8畳間の0.1ppmは 3.2 x 10**-6
なので、8畳以上の間で、10分運転、50分休止の循環運転なら安全範囲。
高気密住宅は必ず24時間稼働で換気するので、空気は出ていき、オゾンも貯まらない。
「オゾンには特有のニオイ(いわゆる『オゾン臭』)があるため、人間は危険を察知して回避することができる」ことと、「オゾンの影響は個人差が大きく、我慢できなくなった濃度がその人の基準であり、ここからは危険であると単純に線引きできるものではない」と考えられている・・・
空気中濃度(ppm) | 影響 |
---|---|
0.1 | 臭気を認めうる |
0.1-0.3 | 呼吸器の刺激 |
0.4 | 気道抵抗の上昇 |
0.8-1.7 | 上気道の刺激症状 |
1.0 | 咳嗽(がいそう)、疲労感 |
1.5 | 2時間で時間肺活量の20%減少、咳嗽、胸痛、精神作用減退 |
9.0 | 呼吸困難、肺うっ血 |
1700以上 | 数分間で死亡 |
」
「
オゾン濃度(ppm) | 作用 |
0.01~0.02 | 多少の臭気を覚える。(やがて馴れる) |
0.1 | あきらかな臭気があり、鼻やのどに刺激を感じる。 |
0.2~0.5 | 3~6時間曝露で視覚が低下する。 |
0.5 | あきらかに上部気道に刺激を感じる。 |
1~2 | 2時間曝露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きとせきが起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる。 |
5~10 | 脈拍増加、体痛、麻酔症状が現れ、曝露が続けば肺水腫を招く。 |
15~20 | 小動物は2時間以内に死亡する。 |
50 | 人間は1時間で生命危険となる。 |
オゾン曝露濃度と生理作用(日本オゾン協会刊行「オゾンハンドブック」による) |
」
電気代
休止時はどうなっているか分からないのですが、
①は、定格電力 2.5Wと書いてあるので、電気会社が使っている平均料金で計算します。
1日の使用電力 2.5W x 24時間 = 60Wh = 0.06KWh
平均電気料金 27円/kwh
0.06KWh x 27円 = 1.6円/日
付けっぱなしで、月に50円かそれ以下。
②は定格電力5Vと書いてあるのですが、これは電圧。
似たようなものでは。
休止中はタイマーだけとかになる?実際は、もっと安いでしょうか。
機器の寿命
電極は類似品で3000時間というデータがあります。オゾンは臭うので、臭わなくなったら寿命が来たのでしょう。
ブラシ付きの直流モータも壊れやすいものです。
使いっぱなしで、2、3年もてば良いでしょう。
参考:
優しい冷たさの氷冷蔵庫ふう卓上冷蔵庫を作る - dr-yokohamanerのブログ