パナソニックが生産を国内に戻す

 円高を政府が放置したために、こうして企業がコッソリ海外に出て行ってしまっていたのです。あちらもこちらもとなると話題性がないのでマスコミもほとんど報道していませんでした。気が付けば日本は空洞化していたのです。2000年ころの会社四季報があれば見てもらうとわかるのですが、現在では巨大製造業はどこもかも本体(本社組織ではなく、子会社ではない本体です)の従業員は半減しています。2000年まで7万人いれば、現在は3万人台になっているということです。やっと本来の為替になり戻ることにしたのです。円高・デフレの恐ろしさです。下記のブログは冗談ではないのです。尤も、インド、中国に出稼ぎに行かないといけないレベルの学生は日本語さえまともに書けないレベルなので、外国語ができるはずもなく、その意味で実現不能ではありますが。

あなたの孫はインドか中国で生まれます - Chikirinの日記

パナソニックダイキンキヤノンなどが戻ってくると報道されていますので、今後も各社戻ってくる気運が生まれるでしょう。そうすれば、小学校4年生のレベルの学力のままで中学、高校を卒業し、無試験で大学生になって結局は退学するか、卒業しても無職となり「むしゃくしゃするので」兄弟や親を殺したり、放火してまわったりという個人的・社会的無駄もなくなるでしょう。高卒の就職口が多少は増えるでしょうから。

 それにしてもこんな円高を放置して日本の製造業をだめにしたA級戦犯はだれでしょうか。それを見てみましょう。

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2007年後半から急激な円高に振れています。そして、2012年暮れから急激に改善されています。

福田康夫 2007年9月26日 - 2008年9月24日
麻生太郎 2008年9月24日 - 2009年9月16日
鳩山由紀夫 2009年9月16日 - 2010年6月8日
菅直人 2010年6月8日 - 2011年9月2日
野田佳彦 2011年9月2日 - 2012年12月26日

そして、2012年の暮れから為替は急激に改善されてきたのです。
安倍晋三 2012年12月26日 - 2014年12月24日

  こうしてみると、日本の首相というのは安倍首相を除いて経済音痴が如何に多いことか!

 第一次組閣の時には「美しい国 日本」などと意味不明な事を言っていた安倍首相がようやく具体的経済策に取り組み、イェール大学名誉教授の浜田氏をブレインにしてまともな経済政策を始めたのです。