ブルーベリージャム、ネオマスカットジャムを作りました

 夏に大量にできたブルーベリーを冷凍しヨーグルトに入れて食べていたのですが、それでも食べきれず、ジャムにすることにしました。これは大変簡単でした。

・ブルーベリーとその4割程度の重量の砂糖を混ぜます。500gのベリーがありました。砂糖は200gです。

・中火くらいで火にかけます。熱が回ったら弱火にします。20分もすると砂糖が溶け、ブルーベリーも柔らかくなってきます。木ヘラで優しくかき回していて、ベリーがクタクタになって中身が溶けだしてきたら、レモン1個を絞り込みます。我が家では、これも庭でとれたスダチを5個しぼりこみました。ここまで1時間半くらいでしょうか。

・これで好きな柔らかさにして終わりです。冷えると結構かたくなります。小皿を冷凍機で10分位冷やして、そこに小さじ一杯の熱いジャムを垂らし、固まり具合を試験します。

・あちこちのレシピによると、ジャムが固まるのには条件があり、砂糖をケチらない。レモンなど柑橘類の酸を入れる。らしいのです。ブルーベリーはペクチンが少ないのか、あまり固まったという感じではなく、ベリーの固形とジュースの粘性の高い液体の混合物という感じになりました。いつもは市販品の添加物0のものを使っているのですが、イチゴジャムのような全体がペクチンの塊のような状態ではなく、かなり液っぽいのです。作ったものもまさにそのようになりました。十分に冷えたらかなり固くはなりましたが。多分、自家製は元のベリーが完熟で良い品質なのでしょう。香が高く美味しいものに仕上がりました。

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 ブルーベリーの木を背景にして撮影。500gで、これだけできました。

 問題はブドウジャムです。固まりにくいらしいのです。

 ネオマスカットが庭の棚でたわわに実っていますが、甘みが足りず酸っぱいので、これもジャムにしようと思いました。

 要領はブルーベリーの時と似ています。4割の砂糖、適当な量のレモン、ブドウは5Kgですから、砂糖2Kg,レモン2個相当を使いました。

2つの問題があります:

・皮が汚いのでとりたい。

・種があって、取るのが面倒

 出来上がりのイメージは、ブドウの粒が残って舌で味わえるものですが、似ても似つかないものになりました

 皮と種を5kgの葡萄から取り除くのは一粒づつやっていられません。それで、まず、1時間くらい煮込みました。クタクタになりますので、レシピに従ってこれを裏ごししました。葡萄の実というのは、生の時はかなり歯ごたえがあるのですが、煮込むと繊維がバラバラになって粒が無くなってしまうのです

 それを裏ごしすると、ブドウジュースに繊維が浮いているという状態になります。こんなのが固まるの?という状態です。

 さて、紙漉きに使うあの液体のような状態のジュースを更に1時間煮込みました。一晩放置して冷ましましたが、案の定、ドロッとしたジュースのままです。そこで、半量近くまで煮詰めたところ、固まりました。4時間くらい弱火で炊き、元の量の6割程度まで減らしました。火は8段階のIHの3段階くらいの弱火です。結局、5Kgの葡萄、2kgの砂糖、2個程度のレモンでした。酢橘とポッカレモンを使いました。

 1.3L程度できました。

 ところで、ネオマスカットというのは、薄緑色です。ところが、皮も種も一緒に煮込んでいると汚い褐色になってしまいます。それで、別途、冷蔵庫にあったブドウジュースを色が綺麗になる程度、100cc程度入れてみました。写真のボルドー色はこうしてできたものです。

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割合綺麗なブルゴーニュ色です。この鍋は内径26cmです。

 

 造り終わって

 500gのブルーベリーは、この時期、幾らするのでしょうか?高い時には数千円でしょう。それで、100円ショップのガラスの入れ物に1杯です。無添加、100%純粋なジャムの詰め替え用(入れ物代が無い)のこの同じ量がスーパで700円程度です。赤ちゃんのこぶし大の入れものが400円くらい。高いと思っていたのですが、安いのです。原料を買ったら自作の方が高くつきます。

 5Kgの葡萄で、1Lの瓶一本と、0.3Lくらいの瓶一本。ブドウの房にして20個内外です。

 1Lくらいの瓶のイチゴやブルーベリージャムがスーパなら380円で売っていますが、あれは何が入っているのか不思議になりました。