エアコン室外機はどこに設置したら良いのか?南?北?

 Dr.Yは陽当たりの良い所に置きます。勿論、景観に配慮。熱が籠らない場所です。

 エアコンは熱を移動するヒートポンプ方式です。室内の熱を室外に運びそこで放熱すれば冷房、反対なら暖房です。冬は寒い外の熱を室内に運びいれないといけません。外の空気から熱を奪うのですから室外機回りはますます冷えてしまいます。室外機の熱交換モジュールは冷やされ氷がついてしまいます。こうなると室外機で熱を空気から奪うなんて無理です。この氷を溶かす、あるいはそもそも付かないようにするには室外機を暖めなければなりません。陽当たりは絶好の道具なのです。勿論、電熱線が入っていてそれで暖めていますがそんなことでは間に合いません。冬、暖房しているエアコンがよく止まっているのは氷を溶かしているのです。

 一方で、夏は室外機が熱を出しています。この放熱がうまくできないと部屋が冷えません。時に南の太陽がガンガン照らしている所に平然と室外機をおいている家をみますが、あれを取り付けた電気屋は無責任なものだと思ってみています。南面置きは冷房と矛盾するのですが、これはしかたありません。そこで工夫が要ります。北側に似た環境になるよう日除けを掛けてやればいいのです。よしづでも、布製のカーテンみたいなものでも、オーニング、あるいは朝顔やゴーヤのような蔓草でも。エアコンはファンで熱を放散していますので風の通りの邪魔にならないようにです。

 ところで、暖房の最も強力な手段は燃焼です。これは熱を作っているから、熱の少ない冬の空気から取り込む必要がありません。それにしても酸素は怖い物質です。ほとんどあらゆるものと化学反応しまづ。酸化です。石油は当然として、紙や木でも酸化し、化学反応熱を出します。常温ではおとなしいのですが、ちょっと暖めてやると何かと反応し膨大な反応熱を出し、その熱で更に反応が進み最後はミネラル分の灰しか残りません。火事はその典型です。使い捨てカイロもそうです。一種の連鎖反応ですが技術者は正帰還と呼びます。

 こんな恐ろしい物質を吸って、それで制御された酸化を起こし我々動物は生きているのですね。他の物質ではなかなか人間のこんなに活発な動きを許してくれるエネルギー発生を行い得ないでしょう。子供のころ、どこそこの星には酸素がないから生物はいないと言われて不満でした。水素や窒素を吸っている生物がいてもいいのじゃないかと。居ないのですね。少なくとも活発に動く高等生物は。

 健康問題でよく活性酸素の害が話題になりますが、活性も何も酸素のような恐ろしい元素は他にありません。良く制御することが長生きする秘訣です。ビタミンC、ビタミンEアスタキサンチンサプリメントで摂っておけば良いでしょう。V.C、V.Eなど安いものです。アスタキサンチンは、選ばないと暴利を貪られます。V.Cなど、Dr.Yはドラッグストアで山積みされている240錠800円のものを摂っています。