観光バスの安全性

 首都圏と富士南麓の間の東名高速を頻繁に利用しているDr.Yです。必ず、走行車線で100mの車間をあけてトラックの後ろを平均時速80Kmで走っています。100Kmにしたところで目的地まで10分かそこらしか差はないという無意味さと引き換えに相当なリスクを負うなどというバカのまねは合理的思考の持ち主にはできません。

 ところで80Kmで走ると必ずトラックの後ろになります。勿論、猿人が運転している暴走トラックもありますが、概ね、法定時速を守った安全運転をしているのがトラックです。法定速度運転をしている横を速度違反で抜いていくのが観光バスです。一度も観光バスの後ろになったことはありません。観光バスといえば多くの人命を預かっているので安全運転しているはずだという確信を持っていたDr.Xは不思議に思っていました。今回、明らかになった観光バス業界の実態に唖然としています。

 ようするに、そこらへんでいい加減な仕事をしているおっちゃんが、なぜか小金を工面して簡単に起業できて、「謝って済むものならいくらでもあやまりまっせ。土下座?あんなもん、あんた、息しとるんとおんなじことでっせ。いくらでもやりまっせ」ののりで、法令など無視。街を徘徊していた、これまたいい加減なチンピラを集めて作ったのが零細観光バス会社と、零細旅行会社なんでしょうね。典型的安かろう悪かろう企業です。

 安いものには訳があるということです。

 

参考

 軽井沢日記

 「地元民から見たららスキーバスの事故

今回の事故は地元民から見たら、ありえない事故であることがわかりました。あの場所は、私もよく知っていますが、自動車が転落するような場所ではないんですよ。事故現場は国道18号の軽井沢の近くです。ほとんどカーブがない場所です。しかも今年は暖冬で、路面凍結もなく雪もありません。そもそも軽井沢には雪は降ってません。ノーマルタイヤでも走れるぐらいです。しかも、直線に近い傾斜もない場所で、しかも反対車線で転落するなんて考えられませんよね。

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この場所は、過去に大雪で隔離されたり、大惨事が起きたりしたいわく付きの場所なので、普通の常識ならバス会社は避けるべき場所なんですよね。だから地元民でも、危険を感じたら高速乗って、軽井沢インターを通り越して佐久平インターで降りて軽井沢方面に向かいますから、ますます原因がわかりません。どうして、高速道路を使わなかったんでしょうね?

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とにかく今回の件で、はっきりした事は、どんなに安くても格安のバスを使わないということです。使うなら西武バスとかJRバスといった大手の高速バスを使うべおきでしょう。

 JRバスもあてにはなりません。中央道で、Dr.Yの車を追い越そうとしたJRバスがありました。時速85Kmくらいでした。こちらもアクセルを踏んでやったところおとなしくなりました。

 しかし、なぜ不法行為をしてまで抜きたいのか。実社会では人の後塵を拝してばかりいる連中ではないかと、Dr.Yは推測しています。車でまでわざわざ人の前を走りたくないDr.Yはトラックの後ろが心地よく、大好きなのです。

 

ど素人の軽井沢ライフ奮戦記

軽井沢バス事故に見る「プロ」という罠

その道で食べている人のことをおおかた「プロ」と申します。プロフェッショナルのプロであります。
「プロ」という言葉を耳にするとき、何かしらの「信頼感」を寄せてしまうのが人情であります。
なるほど、信頼に値する技量や経験値をお持ちのプロもおられます。しかし、残念ながらこと交通の世界にあっては、ただそれを職業にしているというだけの「プロ」がたくさんおられるようであります。
昨今のタクシー運転手しかり。道を知らないのであります。運転が荒いのであります。態度が悪いのであります。とても「プロ」と呼ぶには値しない「プロ」さんがたくさんおられます。
バスもそうであります。実はかつてどんぐるみ夫婦の乗るクルマがある狭い山道で観光バスとすれ違った際、こちらは危険を察知して路肩ギリギリで停まったにも関わらず、バスが強引にセンターラインを超えて進出してきて、こちらの横っ腹をギリギリと擦られるという信じられないような貰い事故に遭遇いたしました。
「プロ」がまさか無謀なことはするはずはないと信じこんで停止していただけに、ドアが擦られる音を聞きながらもう言葉が出ないほど呆れてしまったであります。
くるみママは現場検証でその運転手が「いやーめんどくさくなっちゃって」と言っているのを確かに耳にいたしました。これが「プロ」の言葉とは。あれ以来、バスが近づくたびに恐れをなしてしまうどんぐり太郎であります。

 あまりに共鳴できるご意見のため、引用の限度ギリギリか、越えてしまっているかもしれませんが、敢えて引用させてもらいます。