EUから離脱してイギリスはどこへ行く2

「What is the EU」が離脱決定以後の最も多いイギリス内での検索ワードとか。衆愚の極致ですね。キャメロンは衆愚の恐ろしさを想像できないレベルの人間にすぎなかったわけです。更に、負けた場合のリスクにも思い至っていないようです。

 国民投票はいわゆるアンケートなので、政府はその結果に縛られる必要はないのですが、そうは言っても、「やってみただけ」とはいかないでしょう。次の首相がどうするか。

 本当に離脱すれば間違いなくイギリス経済は縮小し、不況に陥り、離脱に票を入れた貧困層は、更なる貧困に陥るでしょう。既に、Regret(後悔) + Exit(離脱)を合成したRegrexitなる言葉ができているとか。

 英国はこれから離脱をEUに通知しなければならず、更に、離脱プロセスにはそれから2年かかるということです。その間に何が起きるかでしょう。英国は離脱をウヤムヤにするプロセスを踏むのか、断固とした離脱プロセスに入るのか。そのプロセスの間にイギリスが大不況に陥り、やっぱり、離脱は止めたと言い出すか。どちらにしても愚かな人々です。