豚肉には火を良く通さないといけない訳

牛のレアヒレカツを見ていて、豚ではむりだろうなあと思いました。子供の頃は、豚には寄生虫がいるから赤い部分を残してはいけない。良く火を通しなさいと言われたものです。しかし、21世紀の今日、清潔な豚舎で清潔な餌を与えられて清浄に育てられているはずのーー輸入物はともかくーー国産豚肉に寄生虫がいるとは思えません。

 

E型肝炎ウィルスがいるとのことです。熱を通せとは、ウィルスを不活性化あるいは分解するためです。古人がやらないほうが良いというものには案外経験的に正しいものが含まれているんですね。宗教によっては豚を忌み嫌うものが有りますが、恐らく当時、死者があいついだか何かで経験的にこの事を知っていたのでしょう。

 


「 豚レバーをはじめとする豚のお肉や内臓を生で食べると、E型肝炎ウイルス(HEV)に感染するリスクがあります。E型肝炎は劇症化することもあります。
 また、豚を生で食べると、サルモネラ属菌やカンピロバクター・ジェジュニ/コリ等の食中毒のリスクがある(※)ほか、世界では、豚からの有鉤条虫、旋毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。 」

 

劇症肝炎は怖いです。数十年前のことですが、Dr.Yの知人で、一晩で亡くなった方もいました。まさに劇症です。肝炎はウィルスを追い出すこともできず、保菌者になってしまいます。癌化することもありますね。

 

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