【2024年版最新】世界大学ランキング 東大が29位、京大が55位に躍進
このランキングは、欧米の主観的評価であって、客観評価でない事に注意が必要である。客観指標ではなく、風評で評価が行われている。日本のように欧米とは異なる価値観の国の大学が欧米の主観で低レベルになるのは必然的なのだ。
「評価基準の5分野
THEの世界大学ランキングでは、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業」「国際的展望」の全5つの分野で評価する」
これらのどれが客観指標になり得るか?ほぼ無理でしょう。物理、化学、医学生理学ノーベル賞の数、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞の数ならかなり客観的だ。そういうものはない。
「教育」などどの様に評価しているのだろう。ウワサを聞いているだけだ。ミシュランのように評価責任者が大学に出向いて評価しているわけではない。
日本には日本技術者教育認定機構がある。
「一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)は、技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
JABEEの認定基準は、技術者教育認定の世界的枠組みであるワシントン協定などの考えに準拠しており、認定プログラムの技術者教育は国際的に同等であると認められます。認定プログラムの修了生は、世界に通用する教育を受けた技術者であると言えます。」
ここは、工学部教育の評価をしている。
このような機構が大学に審査に出向いて1年間かけて全学科を審査したのなら相応の信頼性があるが、そんな事はしていない。
米国にはABETがある。JABEEの下敷きになった教育認定組織だ。
そんな所と協同で評価を行っているとは寡聞にして聞いた事がない。
つまり、そんな程度の適当評価。
AKB48総選挙みたいな話題作りに過ぎない。
JABEE (Japan Accreditation Board for Engineering Education)日本技術者教育認定機構
は、大学の受審要請を受けて学科単位で審査を行う。学科が関係する主要学会に審査団を構成して審査に行くよう要請する。審査団は学会員の中から選定される。他大学の教員、企業の研究者などで構成される。
審査は3日間に渡り微に入り細に入り行われる。受審大学は数年分の資料を保存しておく必要がある。試験は、問題の難易度の正当性、採点の正当性が評価の対象になるため学生全員の解答用紙を生のママ保存しておく必要がある。甘い問題、甘い配点、甘い採点は認められず、不可の審査結果になる。
授業の審査も行われる。適切な授業が行われているか?教科書を読み上げるだけの授業は問題視されるだろう。
事ほど左様に厳しい審査が行われる。このランキングがそのような評価を行っているはずがない。いい加減なものだ。