「高きを売りて安きを買う。米商いの大秘密と知れ」
江戸時代の米相場を張る「三猿金泉秘録」の言葉です。
なぜ、安い時に買って、高くなったら売るという簡単な事が多くの人には出来ないのか?実はそこに秘密があるのですね。
安きを買うとは、こう言う株を買うという事です。
買えますか?怖くて買えないでしょう。見ているだけでなく、有り金叩いて実際に買おうとして御覧なさい。ネット証券なら、買うボタンを叩けば買えます。手が震えますよ。明日になったら更に下って1800円になっているのではないか?と誰しも考えます。
いつとても買い落城の弱峠、こわいところを買うが極意ぞ。(三猿金泉秘録)
虎穴に入らずんば虎子を得ず、です。
ま、大衆には無理でしょう。だから損ばかりするのです。
こう言う株を買ってしまう。つまり、高値掴み。これは、売りなのに、まだ上がると思って、高く買ってしまうんですね。
万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし。(三猿金泉秘録)
と古人も言っている。
安く買うとは、安い時に買う。安い時とは暴落中。怖いので買えない。
暴落中は、買う時なのに、怖いので売ってしまう。つまり、安く売る。
高く買って、安く売るのが9割の凡人。