電子レンジの2つの使い方:温めると焦げ目をつける

電子レンジの何が「電子」かと言うと、マグネトロンという真空管で高周波の電波を出すからです。真空管は電子工学の産物。

 

周波数x波長=光速(30万Km/秒)なので、高周波は波長が短い。極超短波です。英語ではマイクロウェーブレンジですね。マイクロウェーブ=極超短波。

 

で、本題。高周波なので、電気の+−が猛烈な勢いで反転します。食物中の水分は原子で出来ていて、原子には電子が有りますよね。この電気成分が+−に引っ張られて猛烈な速さで動きます。だから原子で出来ている水分子は摩擦熱を出します。この摩擦熱で熱くなるから普通の外から熱を入れる調理器具と違って、電子レンジでは中から熱くなります。これが1つ目。

一つ困るのは焦げ目がつかない。焦げ目が出来るほど長く調理すると水気が抜けてカチカチになってしまいます。嘘だと思うなら食パンで4,5分実験です。

 

で、焦げ目が欲しいなら、食物を入れた容器が熱くならないといけない。が、電子レンジはオーブントースタと違って熱は出さないので普通の容器は熱くならない。で、何処かのメーカが考えた。容器自身の材料で摩擦熱を出せれば容器が熱くなり、中に入れた食物が焦げる。これが2つ目。

 

と言うわけで、底に摩擦熱を出す材料を付けた鍋ができた。ネットで売っていますが高い。酷いと1万円近い。そこでダイソーが1100円で作った。ダイソーの300円ショップで売っている。

24cm。

所が蓋がないので蒸し焼きが出来ない。で、蓋は別途、ダイソー100円ショップでシリコーン製23cmの物を入手。200円です。ピッタリ。

 

ポリ蓋や、サランラップはダメですよ。鍋が熱を出すので融けるか、燃える危険がある。金属蓋は、電波機器なんだからダメに決まっている。耐熱温度200℃以上のシリコーン製である事が重要。

耐熱温度230℃です。