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知的財産権の問題:東京オリンピックロゴは剽窃か?

ベルギーリエージュにある劇場のロゴと、東京オリンピックのロゴの骨格が酷似していると話題になっています。

東京五輪エンブレム、劇場ロゴ盗作!?佐野氏「お答えできない」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

 これは誰が見ても明確なパクリですね。只のゴシックとか、明朝とかのフォントではなく無限にあるロゴの可能性から、こんなにそっくりというより、同じ骨格が偶然できるわけがありません。骨格に、余計な飾りを付け、カラフルにすれば逃げられるとでも思ったのでしょうか。

東京五輪のエンブレムはアートディレクター・佐野研二郎氏(42)の作品。デザインは「東京」「チーム」「トゥモロー」の頭文字を取った「T」がモチーフ。すべての色を混ぜ合わせるとできる黒で「多様性」を表現し、日の丸の赤を盛り込む和風テイスト。一方、劇場のロゴは、リエージュ・シアターの「T」と「L」が白黒の2色で構成されている。」

 

 東京五輪組織委員会は世界中の商標登録を調べて問題はないとしたとしていますが、そういう問題ではないでしょう。日本は他人のデザインをパクルという恥を世界に曝したことになります。それが法的に守られているかどうかは2次的なことにすぎません。

「国際商標の確認を終え、国際オリンピック委員会国際パラリンピック委員会の承認を得て決定した」だそうですが、完全に責任転嫁の態度です。

 

 骨格に装飾を施せば知的財産権を犯さないと考えるのは明らかな間違いです。地裁でもこれを間違えることがあります。越後製菓と佐藤食品の切り持ち事件がそれです。切り持ちの側面に一周一本の溝をいれるという越後製菓の特許を、佐藤食品は2本いれているから問題ないとした地裁判決ですが、当然ながら、知財高裁で逆転しています。

http://www.ypat.gr.jp/ja/case/patent/07.html

 しかし、才能が枯渇し、良心もない人物に国際レベルの重要な仕事を発注した五輪組織委とはなんなんでしょう。裏金か利権が乱れ飛んでいるのでしょうか。

 どのみち、遠からず、このロゴは、佐村河内事件のようにj実質的に剽窃を認めて(パクリをしたとは思っていないが、似ているので撤回する、のような逃げ口上で)撤回となるでしょう。