家を建てるって難しい

建ってしまってから、アーア、という所は色々できます。

 

BS朝日 渡辺篤史の建もの探訪 日曜8:30

をずっと見ていますが、今週の

2019.9.29千葉市・加藤邸

は、大工の棟梁が自宅を建てたと言うもので大変参考になりました。

 

 土地 100坪強 床面積 45坪 半二階 ということで首都圏の家としてはちょっと広いのですが、事務所もあるということ、庭は小さく出来るということで、参考にはなります。Dr.Y家と、家のトポロジーは似ていませんが、設計思想は実にそっくりで共感したので、コメントを入れながらご紹介します。

 

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 平屋側は事務所と車庫です。

 

 

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 右手が玄関ホール。直進で四畳半の客間。左手がLDKです。奥がキッチン。手前がリビングですが、リビング空間は広くありません。右手に黒い薪ストーブが見えています。床は30mm厚の桧。勿論、その下に合板がはってあります。合わせて5cm。冬でも温かいでしょう。

食卓は自作。この大きさで一枚板で作ると食卓だけで30万円程度。売り物は、厚さはもっとあって6cm。

 

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 天井は吹き抜けです。吹き抜けは、開放感があって良いですね。

 

 古来の4畳半とか、8畳とかの部屋なら窓の2つも付けておけば採光は十分ですが20畳以上のLDKでは、十分に採光の位置を考えて置かないと、一部、暗い所が出来てしまいます。実に光は直進して、目の前まで来ているのに、こちらには来てくれないんだという事になります。それは、少しは回折で入ってきますが何だか薄暗いのです。この部屋も掃き出しに面して、吹き抜けの二階の窓がある部分は明るくても、光源から遠く、天井のあるキッチン部分が問題になります。きちんと、後ろ側に窓が幾つも作ってありますね。さすが棟梁です。

 右奥の和室が暗いですね。多分、裏に窓が作ってあるでしょうが、無ければ昼でも灯火が要ります。

 この居間は天窓がないので、撮影用にLEDを点けていますが、天窓があれば遥かに明るくなったでしょう

 

 

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右がキッチン。左が庭。壁掛けテレビは高過ぎます。首が痛くなりますよ。台に置いたらこんなに高くないでしょ。台のレベルと同じにした方が良いと思います。

 

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薪ストーブとカーテンが近すぎましたね。間に板が置いてあるのは、「あ~あ」でしょう。薪ストーブ置き場は余裕が必要です。

 薪ストーブは、夢でしょうが、薪が大量に要ります。盲点です。あれは飾り。イベント用。あれで暖房をすると家計が破綻します

 

この家の開放空間は、吹き抜け、和室、玄関、いれると、40畳近くなるでしょう。首都圏で一束700円くらいでホームセンターで売っている薪ですと1時間に2束焚かないと真冬に24℃キープは無理でしょう。火加減はできますが、弱めれば寒くなります。高断熱なので余程良いでしょうが、薪ストーブって燃料が高価なのです。また、それだけの大量の薪を置く場所も庭に必要です。このお宅は100坪あるので大丈夫です。山の別荘で薪ストーブの人々は原木を2tトラックで買って来て自分でチェンソーと油圧薪割り機で作っています。

 

北軽物語:薪ストーブ

以下、北軽物語の写真はリンクでの表示ですので、元記事が終了すると、消えます。

 10月に入り、実際に薪を使うようになって分かったことですが、一日中暖房を切らすことが出来ないため思っていたより沢山の薪が必要だということです。もっとも冬の間の滞在日数にもよりますが、1束幾らの薪を使っていたのでは暖房費が嵩み過ぎます。なんとか経済的に薪を手に入れる方法をと思い目下勉強中ですが、森林組合などで原木を買い、自分で薪を作るのが一番のようです。
 隣町の森林組合に問い合わせたところ、運賃は別でナラが1トン1万3千円、その他の広葉樹だと1トン1万円とのことでした。1トンがどの位の薪の量になるのか全く見当もつきませんが先ずは体験と思っています。

 

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北軽物語:薪取物語

 薪は、1束500円前後でホームセンターやストーブ屋さん等で売っては居ますが、一日10束の薪を消費する我が家のストーブ君に1束500円の薪を使っていたのでは、如何に魅惑的な炎が恋しくても懐が持ちません。


森林組合が楢の原木を1トン1万3千円で販売していて、ここでの購入が一番適切な気がし春になったらここで買おうと決めていました。1トンと言ってもどれくらいの量になるのか見当もつかずNさんで訊ねたところ約100束とのこと。

 

北軽物語:薪材到着

 楢の薪材5トンが到着しました。見た感じ一昨年仕入れた雑木4トンと然程変わらないように思えましたが、1本の重さは、ずっしりと重く身に応えました。

 

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北軽物語:巻割物語

 「

薪材は、楢が一番いいのですがなかなか手に入りませんし価格も高い。森林組合で買えは、一番いい材料が手に入りますが、運賃が一車単位なので少しの量では割高になってしまいます。

 

北軽物語:楽しき哉薪作り

「大変ですね。定住されている方ですと、半月でこれくらいの量が無くなるようですから。」
といともあっさりおっしゃった。
「えっ ???」
私は、返す言葉が見付かりませんでした。  その時、私は3トンの薪材を略割り終えて、薪棚は右最下段の写真の状態になっていました。

 

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3t≒300束を15日で消費するということですね。1日あたりで20束です。15000円! 月に45万円。都市部では早起き遅寝ですから、ざっと50万円/月。これを11月から3月までの5ヶ月ですから250万円でしょうか。年俸1億円要ります。

 

Dr.Yの山荘では1時間で2束ですから、大体合っています。実際には石油ファンヒーターを使っています。

 

北軽物語:さようなら

大きな石油ファンヒーターをお使いです。Dr.Yも同じこの大きなのを使っています。

 

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標高1000mの山ではこれで、10時間で18リッターくらいですから、1600円前後。薪の1割程度の燃費で済みます。平野で高断熱なら半値?吹抜けって、どんどん暖気が上に逃げるので結構掛かるのです。その代わり2階は暖房要らず。一晩春のような温度です。

 

似たようなものにペレットストーブがありますが、石油に比べるとまだまだ燃料が高いです。

 

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 が深いのが良いですね。縁はハードウッドが良いと思います。イペ、クマル、イタウバなど。ウリンは赤い樹液がでるし、ハードウッドは一般にささくれで手や足が危険。杉では毎年塗装しないとすぐ腐ります。板縁は難しい。

 

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 吹き抜けの窓は嵌め殺し。飛行機の窓みたいに。これをしないと部屋が暗くなります。

 

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 従来の柱の工法なので、吹き抜けと言えども梁が要ります。地震対策。ツーバイフォー工法だとこの梁が少なくて済みます。

 

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 庇が深いと雨の日に出入りが楽です。

 

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アイランド キッチンの後方が広いのが使いやすいです。6畳とってありますね。左側の採光は見事。

 

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 エアコンが高い所にありますが、暖房は諦めている?冷房時には冷気は下に落ちて来ますので高い必要はないのですが。。。フィルターの掃除は?自動?

エアコンとファンヒータの置き場は、後々の事も考えて良く考えておきましょう。壁コンとスイッチ類の位置も

 

天窓がないのですが、部屋が南面していない場合、天窓は普通の窓の3倍の光量だそうで明るくなります。電動でカーテンが掛かります。必須機能。電動でパカッと開く機能は。。。好き好き。雨の日に開けていて壊れると。。。厄介。開閉機能は要らないと思います。

窓は、上から降ってくる光を反射や回折で取り込んでいるので大した光量にならないのですが、天窓は直射日光が降り注ぎます。圧倒的に明るいのです。

カーペットが掛けてあるのは猫防ぎ?なにか、あ~あがあるんでしょう。

 

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 天井扇は必須です。冬に上に行く暖気を押し戻すもの。

天井のLEDの辺りに嵌め殺しの天窓を付ければ良かったと思います。

 

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 右端に1m幅の足場があります。窓を拭く時、必要なキャットウォーク。猫が喜びます。もっと広くなるとロフトですね。

 

北側って暗いイメージがあるのですが、向こう三軒が公道をはさんで10m位離れていると、その家の壁の反射で案外明るいものです。黒い壁の家ですと駄目ですが。北側の窓も反射を考慮に入れて設計するのは案外盲点です。

高気密高断熱は必須。サッシは室内で結露しない、室内側が樹脂加工のもの必須。忘れると悲惨です。ペアガラスで十分。

 

床暖は止めた方が良い典型。調べてみると分かります。ろくな方式しかありません。高価な運転経費、非熱効率、故障すると厄介。熱源は石油ボイラー、エコキュートのような熱交換、200v電熱線。Dr.Yが工学系のDr.であることを知っている建築士達は口を揃えて、あれは止めましょう、と。

 

寒冷地仕様のエアコンが良いです。外気マイナス15℃でも暖房できるもの。北海道で使われているもの。

石油ファンヒーターの置き場所も確保しておいた方が良いでしょう。薪ストーブで家計が痛むのは必定。エアコンも電気代の問題。石油ファンヒーターは高効率です。床暖は最悪。床暖でない場合、床材は暖かく柔らかなものーー杉、桧の3cm厚のものーーが良いですね。合板は綺麗ですが冷たく固く、足に優しくないのです。柔らかい床材は快適です。傷はつきますけど。

 

ペアガラスのサッシは高断熱として必須。トリプルは要らない。断熱能力がペアよりちょっと良くなるだけで、重さと価格が凄く上がる。。。らしい。

 

 寒冷地仕様エアコンは首都圏の大型電気店には置いていないかもしれません。

取り寄せてもらうと1割引にしかならないのでネットですね。提携工事店が取り付けてくれます。

  ミスターエアコン + 新洗組

でトラブル無くやってもらいました。

 大型店見積り40万円 → 上記15万円でした。

古いエアコン引取、工事費などすべて込みです。200vが配電盤に来ていれば、200vエアコンにしましょう。エネルギーが4倍ちがいます。電流は半分になります。電力契約ってアンペアでしょ。低いアンペア契約ではブレーカーが落ちるところ、落ちなくなります。


製品には、家電量販店向けエアコンと、住宅設備用エアコンがあります。微妙に仕様が違うようです。後者は建売など工務店が使うのでしょう。ちょっと安い?でも、基本能力は仕様で確認すれば良いわけで、それで満足できれば何の問題もありません。ネットでは当然、後者です。例えば、リモコンホルダーが別売りです。どうでも良いセンサーが省略とか。 

 

「家電量販店エアコンは店頭で代金を支払いますよね。住宅設備用エアコンは法人のサブユーザーが買うため掛売りです。月末締め翌月末払いでは、月末の支払いに現金が必要です。
2つの理由が重なり合います。すると、台数限定で驚愕の安さエアコンがネット通販で登場します。」

aircon-i.work

 

ただ、4年前2015年には、逆の価格!


4)価格について
 個人ユーザからみると設備エアコンは高いです。

ameblo.jp

 

 

 

www.mitsubishielectric.co.jp

 

www.mhiair.co.jp

 

 

www.e-igc.jp

 

現在のエアコンカタログの選定は1964年に制定された基準で作られています。そう、今から55年も前のものが今もそのまま使われているのです。

この時代の住宅は、気密や断熱など温熱環境のことなど建築業者でさえ全く気にせずに建てられていたもので、冷房も暖房も室内外の熱がじゃんじゃん出入りする様な時代の建物を対象とした基準なのです。夏は容赦なく太陽熱が室内に入り込み、冬はストーブの間近以外は極寒となる様な断熱的にはスカスカな建物でした

ということで、大体、5倍の部屋が冷やせるようです。6畳用なら30畳の高断熱高気密住宅が冷えます。しかし、暖房はダメです。外気が氷点下になる首都圏で、普通のエアコンって全く温まりません。マイナス3℃の室外機を冷やしてその熱を室内に持ってきて、24℃にしようなんて無理です。室外機に氷柱が付き分厚い氷になります。これを電熱器で融かす寒冷地仕様のエアコンが要るのです。しかも、余裕をもっていた方が良いでしょう。10畳の部屋用に12畳用とかです。

 

この家は、坪単価90万円くらいでした。床面積30坪以上くらいで、高気密高断熱で、注文住宅で作るとその位が相場ですが、床面積10坪位の小さな家を作ると物凄く割高になります。坪単価170万円とか!驚きます。大きくても小さくても間接費はあまり変わらないので、この事は工務店の取る間接費が膨大なものである事を示しています。

 

あと、和室には掘り炬燵が必須。脚が楽です。8畳以上ないと、ちょっと狭いでしょう。スイッチは机の上のリモコンです。

 

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灯りはレール型が自由が効いて良いでしょう。床コンセントもテーブルを置く場所が決まっていれば便利ですが、このレールから電源を取ってテーブルでIHコンロを使って、鍋料理という事もできます。

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 あ〜あの代表的なものに収納があります。靴、衣料、布団、雑貨。。。大きな靴収納、ウォーキングクローゼット、納戸を十分作ったはずなのに全然足りません。マンションなどは、ちょっとした凹部分でも上手に収納にしますが一軒家ですと気が大きくなって失敗します。この家は事務所を除けば35坪位。115平米。マンションなら4LDK。標準的な一軒家です。

 

 

 

 

dr-yokohamaner.hatenablog.com

 

 

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