インターネットが安くできますという勧誘電話

 NTTの回線を、一般の企業が卸しで使えるようになりました。つまり、新参の企業がNTTから回線を束にして借りて、それを各家庭に小売で使わせることができるように法改訂が行われたのです。

 それで、聞いたこともない、中には怪しげな会社から「NTTより安い代金でインターネットできるようになりました」という勧誘電話が煩くかかってきます。何度、断っても、かかってくるのです。KDDIはその典型です(KDDIは自前の回線だと思いますが)。KDDと言えば国際電電と呼ばれていた時代は品性があったのですが、DDIに買われてしまってからは品性劣悪になりましたね。一代で作った会社というものはどこか「やり手」社長の品格が現れるようです。とにかく、一度、電話で断られたらその情報を全社で共有してもらいたいものです。

 ネットの回線など、我が家は月に5000円程度です。これが4500円や4000円になっても嬉しくも何ともありません。100円なら換えても良いとは思いますが、無理でしょう。ルータなどの機器の交換を行う面倒が起きますし、通信品質が悪くなるリスクもあります。卸し会社がNTTから借りた回線を余りに多数の利用者に売ると、当然ながらネットにつながりにくくなります。売りすぎたゴルフ会員権や、リゾートマンションの会員権と同じで、使いたい時は満員で使えないのと同じです。携帯やスマホで、ある電話会社がつながりにくいことはネットの上でも問題にされていますが、同じ事が起きます。安かろう、悪かろうが起きる可能性があります。ネットの場合、悪いとは、つながりにくい、ホームページの表示にむやみに時間がかかるということです。まだ、しばらくは不機嫌な声で「うちは換えません」と、後、何回言わなければならないか。