吉田寅次郎松陰は国難に対処すべく不惜身命の覚悟で無謀な事をしました。
国禁を犯して渡米を企て幕吏に捕えられたのです。
そして、最後は逍遥として死地に赴きました。
彼の思いを詠った句です:
かくすれば かくなるものと 知りながら
已むに已まれぬ 大和魂
男は脳天気なものだという話は以前に書きました。
男(オス)は生物にとって必要か? - dr-yokohamanerのブログ
このような脳天気な愚行が許されるのは、他に迷惑をかけず、且つ、責任を取る覚悟があるからでしょう。口先だけの責任ではなく命を懸けた本物の責任です。口先だけなら3歳の子供でも言えます。
赤穂義士47人の「不惜身命」の覚悟も同じく、主君の為、且つ、誤った裁定をした幕府を正す為でもありました。
昔の人の本物の責任と覚悟は大したものです。