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2013年から2015年3月までの日経平均株価の主な動き

 そろそろ、Dr.の目標とした日経平均20,000円に近付いています。アベノミクスは2012年年末近くから始まりました。概ね、2年経ったことになります。

3本の矢と言われる3つの政策も、まあまあうまく行っています:

1.金融戦略

2.財政戦略

3.成長戦略

 そこで、この2年間に株式市場に何が起きたかをマクロに見てみる事にしました。

 株は凸凹道を行くようなものです。問題はその道が下りなのか、上りなのかを見極めることです。凸凹に気を取られては株などやっていられません。

 さて、大きな下げの原因を見てみます。

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-- 日経平均チャートはYahooから引用

 2012年年末から始まったアベノミクス相場は黒田日銀総裁のバズーカ第一弾、あるいは黒田マジックと呼ばれる金融戦略で9、000円ほどから半年ほどで15,000円に一直線で駆け上りました。

 2013年5月に暴落しましたが、これは米ヘッジファンドの大量の売り浴びせによるものでした。バーナンキFRB議長が偶々、同時期に金融緩和(QE)終了に言及をしたということで、バーナンキ・ショックと呼ばれてしまっていますが、間違いです。

 次が2014年2月の下げですが、これも米国ヘッジが2つほど倒産したことによります。

dr-yokohamaner.hatenablog.com

 2014年9月の下げ。これは、NYダウが史上最高値を更新し続けたことによる利ザヤ稼ぎのための売りで下げ、その連れ下げです。

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-- Yahooより引用

 市場の自律調整です。何しろ上の図のようにNYダウは史上最高値を更新し続けていますから、この程度の調整はしかたありませんが、おかげで世界株安となってしまいました。日経平均も強い影響を受けます。

 2015年1月のスイスショックは突然の金融事故と言ってよいでしょう。2015年1月15日、スイス国立銀行は1ユーロ=1.20スイスフランの上限を撤廃すると発表。スイスフランが急騰したものです。為替のことですし、長期の株保有者にはどうでも良い事ですが、短期ではだいぶ損を出したようです。

 ところで、実は日経平均は2013年5月から、2014年10月までのほぼ1年半、ベターと平原を走っていたのですね。失われた1年半と言えます。

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 すぐに黒田バズーカ第2弾で次のステージに入り、直ちに18,000円を越えてゆきました。今は、GPIF、国家公務員共済、地方公務員共済、私学共済、かんぽ、郵貯、日銀の七頭の巨大クジラが日本近海を遊弋していますので、つまりは、官製相場であって、政府・日銀がかつて、やっきになって株式市場を叩いて潰してしまった状況とはまるで違う環境にいます。上り坂の凸凹道を走っているのです。

 とはいえ、ギリシャ経済破綻、ロシア経済破綻は怖いものです。特に後者については何も報道されていないのが、却って不気味です。あの国はいきなりデフォールトしますから。 

 FRB利上げは一番の関心事ですが、既にイエレン議長の注意深い発言により、6月ではなく9月以降だろうと市場は読んでいますので、既定のこと、想定内のことであり、織り込み済みでしょう。とはいえ、この市場参加者はピンキリですので、ぎりぎりになって慌てふためく輩が大手ヘッジにいますから、そろそろとなると、暴落することもあり得ます。いきなり、新興国から資金引き揚げなどをして世界に激震が走ったりします。