ロジクール タッチパッド t650

 マイクロソフトSurface pro3にはsurfaceペンなるポインティング・デバイスが付属しています。マイクロソフトにしてはなかなか秀逸な使い勝手だったのですが、ある日から使えなくなりました。タッチしていないのに、勝手にタッチ動作になるのです。ウィンドウを閉じようと「x」の所にもっていくと、その上にかざすだけでウィンドウが閉じてしまいます。それだけなら問題はあまりないのですが、その後ろに隠れていたウィンドウまで閉じてしまうのです。

 原因は不明です。キャップを開けて電池を一旦はずしてみると、もう動作しません。Surface Pro3のパッドは静電式なのでしょう。人間の容量(capacitance:電気工学の専門用語です)を感じて動作するものらしく、人間の皮膚と似たような電気特性がないと動作しません。そういう道具は100円ショップで売っていますが、人間の指のように太いので、細かな操作ができないのでsurfaceペンのような鉛筆的に尖ったペンが必要なのです。surfaceペンは電気的にそのような特性を作っているので電池がなくなると動作しないのです。 

 さて、キャップを開けるまでは誤動作とはいえ、動作していたのです。電池を元に戻しても動作しません。無反応。いかにもベンチャー上がりのマイクロソフトらしい信頼性0の製品です。

 というわけで、以前に書いたように、入手困難な電池を使うペンは捨てて、BluetoothマウスにしようとPC店の棚を眺めていたところ、「ロジクール タッチパッド t650」なるものを見つけました。Dr.Yはまじめに机に向かってPCを使う事は少なく、大抵はカウチに寝そべって腹の上で使っていますので、マウスは胸の上にパッドを置いて使うつもりでした。ちょっと使いにくいなあと思いながら。このタッチパッドなら、胸の上に置いて直接に擦ってやれば良いので問題はだいぶ解決します。

 で、購入してみるといろいろまずい事が判明しました。

 ・購入しただけでは、まともに動きません。

 マウスポインタが動くだけで、他に何もできません。ドラッグもできず、左右クリック相当の機能もなし。要するに、ネット経由でドライバやアプリをダウンロードしてインストールしないと木偶の坊なのです。ところが、Dr.Yはセキュリティの関係でネットにつながないPCでこれを使おうとしているので、問題発生となります。普通はネットに繋いでいるPCでファイルをダウンロードしてフラッシュメモリで移動できますが、オンラインでしかインストールできないという代物なのです。困ったものです。

 ・細かな作業は不可。

 ドラッグが面倒です。ダブルタップでドラッグモードになるのですが、結構、失敗します。

ということで、ボタンをクリックするくらいしか使い物になりません

 

 

 

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