今朝のニュースです。シカゴの女性がスタバを詐欺罪で提訴、だそうです。何かと思ったら、アイスコーヒのような飲み物は半分以上が水であり、これがけしからんということで5億円の賠償を請求とか。どう考えても、スタバは「氷の入った入れ物に原コーヒーをxCCだけ計量して入れている。価格はそれに対するものです」と主張して終わり、の気がします。でも、多分、一審ではこの女性が勝つでしょうね。何しろ、米国です。
似たような過去の馬鹿げた裁判に下記のようなものがありました:
・おデブさんたちが、自分たちがこんな体形になったのは、マクドナルドがジャンクフーヅを食べさせたせいだ。賠償せよ。
・自転車の前につける乾電池型懐中電灯を購入して闇夜の中を点灯せずに自転車を漕いでいたら側溝に嵌って転んで怪我をしたとして、懐中電灯のメーカを提訴。理由は説明書に「暗くなったら点灯せよ」と書いてなかったから自分は点灯せずに走って怪我をした。
・泥棒が忍び込もうと屋根に上り天窓のガラスが破れて下に落ち怪我をした。自分が怪我をしたのは家を保守していなかった持ち主の責任だとして賠償を求めて提訴。
こんな馬鹿げた訴えは原告が負けるに決まっていると考えるのは真っ当な良識的日本人です。一審では大抵勝ってしまうのだそうです。米国に住んでいる友人に、あの話はその後どうなった?日本では続報がないのだが、と尋ねたところ、あんなものは二審で負けます。常識的で面白くないから記事にならないんですね、とか。
米国の弁護士は日本と異なり、司法試験のような超難しい資格試験がないので山ほどいるようで、仕事がない。そこで、この手の訴訟をプロデュースして弁護料無料の成功報酬方式で原告を集め、集団訴訟に仕立て上げるのです。原告への参加費は無料なので、食べるにも困っている貧困層が弁護士がこの指とまれと出した指に飛びつくのです。
聞いた話なので信憑性は不明ですが、病院の救急車の搬入口に陣取っていて交通事故の怪我人が来ると患者を乗せたストレッチャーに並走して、自分に訴訟を任せれば着手金無料。敗訴したら無料。成功報酬だけで良いなどと言って仕事をもらうのだとか。
インドで化学工場が大爆発して近隣に大被害を出した歴史的事件では、米国からインドへのジャンボ旅客機が弁護士で満杯になったとか。上の交通事故と同じのりです。
常識的で平和で水と安全が只の国に住んでいるありがたさは格別です。