所謂、第3号被保険者問題。夫に扶養されている専業主婦の国民年金は夫の保険料に含まれる。かどうか知らないが、兎に角本人は払わなくて良い。これが、働く第2号被保険者からは不公平にみえるので、廃止するかどうかと言う議論。
厚労省の本音は、不公平とか、そんなことじゃなくて、厚生年金は赤字なの少しでも支出を減らすところにあるのです。
就職氷河期に遭遇して非正規、無職が多い団塊ジュニアは、当然保険料を払えない人が多い。親世代の団塊の年金さえ賄えていない。
53兆円の年金給付額に対して現役が納めている保険料は40兆円しかない。団塊世代と団塊ジュニア世代の人口はほぼ同じでも、なにしろ就職氷河期。
年金は毎年赤字垂れ流しで消費税で穴埋めしている。
厚労省はこれまで、色々小出しにして年金を減らしてきた。
遺族年金の停止:妻が遺族年金と自分の厚生年金の多い方を選べた→選べない。厚生年金からまず支払い、遺族年金に達しない場合、差額の遺族年金を支払う。給付額は変わらないが、遺族年金は非課税なんですよ。非課税分が減るわけ。
年金給付額減額:
②所謂、年金カット法:物価が上がっても現役の給料が上がらないなら、年金も上げない
年金給付開始年の後ろ倒し:70歳