膝の痛みを軽減する方法

 方法というほど面倒なことではありません。生薬を飲むだけです。うちのお祖母ちゃんは高齢者の例にもれず、変形性膝関節症なんです。寒くなるとちょっと冷たい「そよ風」が膝にあたるだけで耐えられないと言っていました。勿論、ストッキングの上に保温用サポータをし、パンツを穿いているんですが。歩くにも杖が必要でした。変形性膝関節症なんて、尤もらしい病名ですが、単に軟骨が減って骨同士が直接擦れる結果、炎症がおきて痛いだけなのです。

 これ、西洋医学ではほとんどなす術がありません。手術なんて野蛮な方法はもってのほかです。それで、精々が薬剤で炎症を抑える程度ですが、これが全然、効きません。通常の抗炎剤もステロイドもです。大体、ステロイドなんていつまでも使い続けられません。病院では赤外線なんてインチキの保温療法もしていましたが、効くはずもありません。ヒアルロン酸の膝関節への注入もだめでした。いつも泣いていました。

 それで、お祖母ちゃんの健康保持係りであるDr.は、キャッツ・クローとピクノジェノールを飲ませていました。半年も経たない内に、杖が要らなくなりました。相変わらず、痛みは多少あるらしいのですが、この前ふと、「でも、こんな程度の痛みで済んで助かるわ。昔は風が吹いても痛かったもの。激痛でウーと顔をしかめてしゃがみこんだくらいよ」と言ったことでした。

 キャッツ・クローは、抗炎剤として働き、膝の骨が擦れておきる炎症を抑えているということなのです。ピクノジェノールは強力な抗酸化剤です。基礎的な体質改善剤として飲ませています。

 こういう話をすると、偏狭で偏頗な医学教育を受けてきた医者はかなり拒絶反応を示します。西洋医学は分析的です。分析的とは、悪い部位の原因を分析し、その原因を除去する単機能の薬剤を処方する方法を言います。これは、現代科学の方法論としては極めて強力な方法で、このお蔭で現代科学は発展したのです。分析的方法は当然に論理的です。論理的であれば、演繹推論によって未来を予知できます。典型的な現象が日食の予言ですね。あるいは、もっと日常的には、13:00に東京を出発したのぞみが、何時、博多に着くかを予言できます。量子力学の要請によって未来予知は一意的にはできないという考えもありますが、それは措いておくことにしましょう。

 分析的の対義語は総合的です。現象を全体として理解します。そして、論理的ではなく、経験的です。勿論、現代科学は分析的でなければならないとDr.は思っています。工学も分析的でなければなりません。機械が故障した時、その原因を追及するには分析的方法以外に方法がありません。故障したラジオを殴ったら治ったなんて漫画が昔はありました。確か、NHKの「梅ちゃん先生」にもそんな場面がありました。総合的な方法と言えましょう。原因は不明のままです。物理学も化学も分析的であることは必須です。そして、今、総合的としてしか理解できないものもいつかは分析的に理解できるとDr.は思っています。総合的であることは、単に人類の知性の限界を示しているにすぎないと思っています。現象を確率的にしか記述できず、未来を確定的に計算できない量子力学は単に人知の限界があることを示しているだけで、自然の成り立ちではないとも思っています。「神はサイコロをふらない」と言ったアインシュタインに与する考えの人間です。

 しかし、医学は未だに完全な科学になり得ていません。人間の体の複雑さを想えば、医学などはまだまだ嘴の黄色い小僧っ子にすぎません。Dr.の親類にも医学部教授がいますので、あまり、大きな声でこういう論を立てたことはないのですが。しかし、ある時、その道では有名な大病院に行った時、30代後半と思しき医者がいかにも理路整然とした論をしているつもりか、「論理的、論理的」と連発しているのを聞いて、これはダメだと思ったのでした。冒頭に書いた「偏狭で偏頗な医学教育」を受けてきたのか、それとも、患者を煙に巻くためか。大方の人は論理なんてわからないでしょうから。そんなわけで、その病院はやめました。

 医学はまだすべての病気を分析的に原因解明できるほど高い域に達していません。生薬や漢方のように総合的な方法も経験的に効くのならば謙虚に受け入れて用いる必要があるのです。生薬は長い時間をかけた人類の経験的知恵なのです。それで、患者の苦しみを少しでも軽減できるのならば、分析的に証明できないと喚く暇があれば使うべきなのです。重篤な副作用がなければ。そして、ないからこそ、生薬として伝承されているのです。自分が、その生薬について知らないからは理由になりません。自分の勉強不足で患者を苦しめてはいけませんね。自分の知っていることは、自然の、そして必然的に、人体のほんの一部にすぎないと認識する事は科学者、医者にとって重要なことです。自分は全てを知っているんだなどという傲慢な医者に大切なお祖母ちゃんを任せるわけにはいきません。

  証明無くしてはなにものをも容認せず

    アプリオリにはなにものをも否定せず

宮城音弥さんの言葉だったと思います。

 さて、変形性膝関節症で痛みに苦しんでいる人は、是非、cat's clawを試してみる価値がありますよ

http://www.yasashisa.net/kenko/kenshoku/catsclaw.html

 日本の生薬は高くてたまらないので、Dr.はiHerb社を利用しています。

http://www.iherb.com/Now-Foods-Cat-s-Claw-500-mg-250-Capsules/456

ピクノジェノールを兼用する場合:

http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=2182

http://www.iherb.com/Healthy-Origins-Pycnogenol-100-mg-60-Veggie-Caps/4128?l=ja