負けない株式投資の方法

 日経平均が凧のように舞い上がってきました。Dr.は半年程前だったか、8700円になった時に、「日本の経済力がこれ以下などということはありえない。間違った円・ドル為替による、間違った値である」と判断して、日経平均連動型の投信ETFを遊び金全てを投じて買い込みました。

 http://www.toushin.or.jp/investmenttrust/etf/scheme/

 「

ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、

「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。

 たとえば、ETFの代表的な商品として、「東証株価指数(TOPIX)」に連動するETFがあります。

TOPIXとは、東京証券取引所によって発表される、東証第1部の全銘柄の動きを反映した株価指数のこと。このTOPIXに連動するETFは、TOPIXの値動きとほぼ同じ値動きをするように運用されます。

つまりこのETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っているのとほぼ同じ効果が得られる

 

 株で利益を出す方法は一つしかありません。

 ・底で買い、天井で売る

これだけです。「天井売れず、底買えず」という株式格言がありますので、事実は、「底値圏」で買い、「天井圏」で売るということになります。これを実行するには、下記の条件が必要となります。

 1)遊び金だけで買う

  生活費を投じると、急にお金が必要になった時に、売る必要に迫られ、底値圏の、買い価格より底値の所で売る必要に迫られて損をすることになります。遊び金で買っていれば、下がった株は塩漬けにしておけばいいのです。

 言うまでもなく、借金、信用買いはご法度です。身の破滅を招きます。

 2)売買時期の判断は自分で行う。証券会社の営業を信じないこと。

 機関投資家は、数%でも下がると、その株は売ってしまうようですが、これは決められた期日のうちに、決められた利回りを確保する必要があるからです。更に、資金に限りがある限り、下がっている株をいつまでも持っていては、利回りが下がるので、売って、その資金で上がる株を買う必要があるからです。営業さんは、この考え方から自由になりにくいでしょう。

 しかし、こちらは個人投資家なので、期間内利回りには縛られません。確かに、上の考え方も一理ありますが、どちらにしろ自分で考えましょう。

 3)底値の判断:世界の経済・金融状況を理解する

 これは意外に難しくありません。経済的・金融的事故が起きると、機関投資家は期間内の利回りに縛られるので、売ってしまいます。これが、大底を招くのです。しかも、コンピュータプログラム売買ですので、一斉に置きます。どの社も同じようなソフトを使っているようですので。一時期のウォールストリートは、この為に、一斉に買い、一斉に売りがおこり連日ストップだった歴史もあるようです。

 さて、民主党政権による経済・金融無策状態で、海外の機関投資家に舐められた日本は、日経平均は下がりっぱなし、円は上がりっぱなしでしたが、安倍さんの一声で正常化に向け変化しています。でも、日本の力が8700円ではおかしいと直感できない人は、経済的知識がないということなので、株に手を出さない方がよいでしょう。

 個々の銘柄でも、本来の業績とは無関係に株価が異常に下がっている時があります。つい、数か月前のPanasonicの380円はそうでしょう。Sharpは経営の失敗によって下がっているので、戻るかも知れませんが止めておいた方がよいでしょう。まだ、先行き不透明ですね。そういえば、大昔、三菱電機が社長交代劇のドタバタ時に、暴落しています。リーマンショックもショックのあった2008年9月の半年以上前からサブプライムローン問題として、こういう経済・金融事故の萌芽が報道されていたので、天井圏での売りの時期がわかっていたのです。

 買い時期は、上記経済・金融事故の起きた一瞬です。この銘柄、あるいは日経平均がそんな値であるわけがない時です。機関投資家のプログラム売買の隙を突くのです。そのためには、現金ポジッションを半年でも1年でも保てる余裕を持っていなければなりません。