チーズとバターの脂肪分

 子供の頃、チーズは牛乳のタンパク質を固めたもの、バターは脂肪分を固めたものと教えられました。本当だろうかとずっと気になっていたので遅まきながら調べて見ました。バターは牛乳を振るなどして脂肪を固めたものだから、脂肪が主成分というのは分かります。その残留物は、バターミルクと言って、脱脂(粉)乳のようなものでしょう。

 ところで、チーズは牛乳の固形分を酵素で固めます。残留物は乳清と言うほぼ透明な液体です。では、脂肪はどこに行ってしまったのでしょう。消えてなくなるわけがなく、チーズの一部となっているはずです。そこで、調べたところ、なんとチーズ成分の50%もの脂肪分があるものもあるのです。脂肪を抑制する食事をしている場合、うかつに食べられないということがわかりました。

 チェダーチーズ:50%以上

 バター:80%以上

http://ja.wikipedia.org/wiki/乳脂肪

 結局;

 チーズ:牛乳の固形分≒タンパク質と脂肪、残留物は乳清

 バター:牛乳の脂肪分 残留物はバターミルク 

  ところで、バターミルク脱脂粉乳の原料だと成分上は思うのですが、違う事になっていて、その上、日本では製造できない「ことになっている」らしいのです。つまりは、技術上・ビジネス上の問題ではなく、法律上の問題らしいと分かりました。果物などを放置しておくと空気中の酵母によりアルコール発酵して勝手に「酒」になりますが、それを許可なく「製造」してはいけないみたいなものらしいのです。どうも、酪農家に対する補助金の関係らしいのですが、関係者以外には闇の中です。

 下記のような疑問が起きるのも官僚専制制度の闇の中では尤もなことです:

http://www.nicotto.jp/blog/detail?aid=13605304