アナログとディジタル

アナログとディジタルって、実はわからず使っているのでしょうね。

 

最大1mの大きさの物ーー何事にも限界があるので、ここでは最大1mとしますーーを測るのに、1mの物差しを当てれば、一瞬で測れますね。アナログとは「なぞらえる」ということ。アナロジーという言葉通り。

 

ここでは、物差しに物をなぞらえているわけです。

 

さて、ではデジタルではどうするか?長さ1mmの大きさのものを当てて幾つ分あるか数える方法です。当てるときに誤差はでないように作ります。

凄く時間がかかりますね。999mmなら999回も繰り返さないと行けません。ディジタルは遅いのです。

 

1GHzという周波数で測る場合、1秒間に10億回測れると言うことです。速く感じますが、アナログなら一瞬ですーー原理の話ですよ。あなたの手が遅くうまく物差しを物にあてがえないってのは無しです。

 

なので、コンピュータの起動時にあんなに待たせるのです。アナログラジオなら一瞬で音がでますよね。あれをディジタルでやると、モタモタです。

 

掛け算を算盤ーーディジタル機械ですーーでやると時間がかかるでしょ。計算尺ーーもう知ってる人は少ない。絶滅危惧種ーーなら物差しなので一瞬で計算できます。

計算尺

 

ディジタルは遅い。速度も性能に含めれば万能ではないということを覚えて置いてください。

 

ただ、誤差制御ができる。大量生産されて安い。機能的に万能機械であるという特徴が速さより重要な世界で勝っているのです。

 

追記 情報工学科の大学生は必ず2進数の「半加算器」の論理回路を設計させられて、音をあげます。ディジタルは面倒なのです。やたら手数が多くなる。