銀製品の黒ずみを綺麗にする

 

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綺麗になった925銀製ネクタイピン

因みにこの重量は12g。価格は忘れましたけど25000円くらいだったかな。当時の銀の価格から材料費は200円程度でしょう。

 

 暫く使っていなかったジョージ・ジェンセンのスターリング・シルヴァー製ネクタイピンを取りだしたらかなり黒い。これは空気中の亜硫酸ガスか何かから来る硫黄による銀の硫化なんだそうです。亜硫酸ガスなんてどこから来るのかと考えて、すぐに思いつくのは自動車の排気。石油ストーブ。ひょっとしたら都市ガスも?

 

 それで、

 http://purple-cat.info/sense/accessory/silver.html

を参考にして処理した所、1分も掛からず銀特有の優しい色を取り戻しました。

 まず、皮脂などの通常の汚れを取るために、石鹸で良く洗いました。それから、コーヒカップにアルミフォイルを敷き、---ひょっとしたら、アルミフォイルが無い場合、代わりに1円玉を10個もカップにほおりこんでおいてもいいのかな?この程度なら、実質的に、質量が減るわけでもなく、見た目が変わるわけでもないので貨幣損傷等取締法違反にはならないと思いますけど、自己責任で---食塩を小さじ一杯くらい適当に入れ、ポットから95°cの熱湯をピンがひたひたに浸る位の50ccも入れてやれば完了。割り箸でゆっくりタイピンを動かしていると、例の臭い硫黄のにおいがプーンとしてきました。あの温泉地でかぐ臭いにおいです。硫化水素が発生しているんですね。

 

 ついでに、ちょっと赤色が出てきた18金を黄色に戻すことをやってみました。24金なら、塩酸にも硫酸にもアルカリにもおかされないのですが、18金だと25%も混ぜ物があって、銀だけでなく銅を使っているからか赤色が出てきてしまうのですね。なら、表面にある銅酸化物を溶かせば元に戻るかなと考えて、クエン酸を小さじ一杯コーヒカップに入れ、18金ネックレスを入れて熱湯を注ぎ込んだところ、心なし、黄色になったような気がします。多分、成功したのでしょう。クエン酸が無ければ食酢でもいいかと思いますが。レモンを輪切りにしてそれで拭いても同じ効果が得られると思います・・・やってないので、あくまで思います、です。