風邪の初期と中期に効く薬って。。。?

 

おかしくないでしょうか?

確か、顆粒でコマーシャルしているとおもいますが。。。

初期と中期では症状が違い、戦略が違います。昔の人は、風邪には食べさせ、熱には飢えさせよといったらしいのですが、風邪?と思ったら栄養を付け体力=免疫を強化せよ。熱が出てしまったら、免疫が活発に機能しているので、そんなときに食べた外来の物は敵とみなされ抗体ができてしまう。その抗体の為にその食物のアレルギーになる恐れがあるので食べさせるなということらしいのです。

 

熱は免疫機能を高めます。37、8℃の熱なら健常人なら解熱剤を飲ませるなというのはこのためです。Dr.Yは39℃になったら、脳が熱暴走しているとみなして解熱剤を飲みますが、それまでは飲みません。

 

dr-yokohamaner.hatenablog.com

 

 

つまり、初期には発熱を促し、中期に熱が異常に高くなったら解熱剤を飲ませるという戦略になります。同時に飲むってアホじゃないでしょうか。

 


“麻黄”はしばしば風邪の治療に用いられ、これを含有する処方を“麻黄剤”、また“桂皮(けいひ=シナモンのこと)”と組み合わせて用いられことも多いため、これを”桂麻の剤(けいまのざい)”と呼びます。“麻黄湯”・“葛根湯”・“桂枝麻黄各半湯”、そして花粉症にもよく用いられる“小青竜湯”などがあります。“エフェドリン”の鎮咳作用などで症状を緩和し、身体を温める作用でウイルスとの闘病反応を有利にすることになり生体を治癒に向かわせることになります。また薬理学的にも、“麻黄”と“桂皮”の抗ウイルス作用(ウイルスの増殖を抑える作用)が明らかにされています。

このように体の治癒力を助けるように体温を上げる作用と、眠くならずにだるさも取れるという点が、総合感冒や抗ヒスタミン薬との大きな違いと言えるでしょう。

漢方薬による風邪の初期治療の原則は身体を温め、発汗させることが中心です。それゆえ、街場の薬局で温める麻黄含有の漢方薬に解熱作用を有するアセトアミノフェンを混ぜた風邪薬を売られているのを見受けますと、私たちはとても違和感を覚えるのです。身体を温めながら冷やすなんて…と

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