一体、どんな形態の電気使用をしているのか、ざっと計算してみました。
例によって、Dr.Y式適当計算です。四捨五入とも切捨て、切上げとも限りません。計算しやすい概算です。
瑣末な点ではなく、本質を素早く見抜くには案外良い方法です。
【2020年最新版】冷蔵庫の消費電力を比較したら買い替えない理由がなかった!
冷蔵庫
冷蔵庫データは上記から借用。
2018年モデルの冷蔵庫
パナソニック NR-F554WPX(550L)
年間消費電力:約274kWh
250kwh x 30円 = 7500円/年 →
625円/月
照明
15wのLEDx30灯 17時から23時までの6時間とし、
0.015kw x 6hours x 30 灯 = 2.7kwh → 2.7 x 27 = 73円/日 →
2200円/月
10灯の場合、730円/月
400L を 10℃から60℃に沸かすとします。
必要な熱量は
400Lx50℃ => 20,000 kcal
必要な電力は
860kcal/kwh なので、
20000/860 = 23kwh
この電力費用は
1kwh => 13円 なので、 ∵「電化上手」契約
23 x 13 = 299円 ≒ 300円/日 →
9,000円/月
実際には、毎日400Lを使うわけではないので、平均使用量を40%とすれば、
3,600円/月
エアコン
6時から22時まで、高断熱・高気密住宅で16時間運転するとし、
消費電力1kw、電気代は「電化上手」で下記とすると
6時〜7時 13円/kwh
7時~10時 27円/kwh
10時~17時 36円/kwh
17時~23時 27円/kwh
1 x 13 + 3 x 27 + 7 x 36 + 5 x 27 = 481円
これは、平均30円/kwhとした値にほぼ同じです。
深夜電力を使わない場合、簡単のため、この値を使います。
1kwx16hours x 30円 = 480円/日
480円 x 30日 = 14,400円/月
昼間、家に居ない家庭の場合
6時から7時まで、18時から22時まで高断熱・高気密住宅で5時間運転するとすれば、
1kwh x 13円 + 5kwh x 27円 = 148円/日
148円 x 30日 = 4,440円/月
テレビ
50インチで70wとします。
0.07kw
16時間使用で 0.07 x 16時間 x 30円 = 33円/日 →
1,000円/月
5時間使用で 0.07 x 5時間 x 30円 = 11円/日 →
330円/月
トースター 1kw 朝30分使用
0.5kwh x 27円 = 14円/日 →
420円/月
ヘアードライヤ 1kw 朝30分使用
0.5kwh x 27円 = 14円/日 →
420円/月
食洗機
湯はエコキュートから。
乾燥1kw で0.5時間x2回/日 → 1kwh → 30円/日 →
900円/月
洗濯機 電気ヒータによる乾燥機がある場合、食洗機の倍程度とし、
2000円
洗い、脱水だけならモータだけなので無視。
ヒータ式加湿器 0.4kw x 16hours x 30円 → 200円/日
6000円/月
Dr.Y家の場合
月間
夏・冬
冷蔵庫 700
エコキュート 4000
エアコン 15000 リビングのみ。他にファンヒータあり。90L/月
照明 2000
食洗機 1000
洗濯機 200
トースター 200
テレビ 1000
加湿器 500
合計 24,600
なんと適当計算にしては、ドンピシャリ。2020 1/20 ~ 2/18 の30日
春・秋 エアコン、加湿器不要。水温が高いのでエコキュートが2割程安い
冷蔵庫 700
エコキュート 3200
照明 2000
食洗機 800
洗濯機 300
トースター 200
テレビ 1000
合計 8,200
実データ
最高 終日エアコン使用の季節。
1/20~2/18 30日分 1.139kwh
最低 エアコン使用ゼロの季節。
9/19~10/17 29日分 310kwh → 8.903円 同上
中間
5/21~6/18 29日分 386kwh → 10,659円 同上
10/21~11/19 30日分 493kwh
適当計算なのに嘘みたいに非常に良い近似となっています。カンニングしてませんよ。
当然の結論ですが、
1000wも使うヘアードライヤーやトースターではあっても短時間使用のものは大した金額になりません。
一方で、200w程度であっても半日以上使い続ける加湿器は累積で効き、そこそこ高い費用になります。
まして、1000wを一日中使い続けるエアコンなどは電気代の大きな部分を占めます。
エコキュートもエアコン同様の性格ですが、半値以下の深夜料金の電気しか使わないのでリーズナブルになっています。
冷蔵庫は高断熱なので連続的に動き続けるわけではなく、断続的稼働。案外安いのです。
テレビや照明は、消費電力も小さく稼働時間もそれほどではないので安いですね。
電気暖房機はたいてい、1000w程度です。1時間の電気代は30円程度です。これを安いと思うと間違えます。こんな程度では部屋は暖まらないので連続運転になり、エアコンや、300wの赤外線コタツのように休止するということがありません。もし、日に10時間使えば、300円。月に9000円になります。
エアコンは、1000w程度でもその5倍以上の熱を出すので運転費は大変安く、石油より遥かに安く運転できるのです。
エアコン以外の電気暖房機でリーズナブルなものは、コタツや電気敷き毛布のような狭い閉鎖空間で使うものだけです。
オイルヒータとかセラミックヒータなどはエアコンの5倍以上の運転費用がかかります。つまり、エアコン同様の熱を出し、かつ日に16時間も使えば、72,000円にもなります。
Dr.Y家では、エアコンフリーな季節は8000円台で済んでいます。つまり、エアコン ーー電熱暖房は決して使いません。同じ熱をだすのに5倍以上も高くて、懐にも、地球にも優しくないからですーー 以外の費用は努力して2割削っても2000円/月にもならないのですね。
なお、今年の1月からは石油ファンヒータの使用は止めています。エアコンのみ。光熱費は圧倒的に安くなりました。