ーーテレ朝 より
なぜ、だめかというと、
・室暖房でなくて、人の体の一部に温風を吹き付ける採暖だからです。
「採暖」の落とし穴 体に優しい快適暖房の条件 :日本経済新聞
・電気代が恐ろしく掛かります。
1000wのヘヤードライヤを天井から釣って10畳のリビングダイニングが暖かくなると思いますか?それと同じ熱量と電気代ですね。
ざっと計算しましょうか。毎月の電気代が10000円程度ある場合、概ね、1kwh当たり25円です。1000w = 1kw ですから、これを1時間(hour) 使う電力は1kw x 1h = 1kwh。
つまりこのドライヤーの場合、
1時間で25円。
朝6時に起きて、夜9時にベッドに入るまで点けっぱなすと、15時間なので、
1日当たり、25円 x 15時間 = 375円。(正確には、25円/時間 x 15時間)
1月当たり、375円 x 30日 = 11,250円
うちは、1日5時間しか使わないという場合、
25 x 5 x 30 = 3,750円/月
ドライヤーの熱ですから大して暖かくならなくても、この費用です。1200wの場合、単純に2割増にして下さい。
発熱量的には 1L≒10kwh ですから、このドライヤーを10時間使うと、灯油1リッターを燃やす石油ストーブ、ファンヒータと同じ熱量ですね。つまり、1時間で100mL=コップ半分の灯油を燃やすしてどの位、暖かいかと言うことです。
費用は、
灯油1リッターは、100円
電力10kwhは、25 x 10 = 250円
灯油は電気ヒータの 100/250 です。4割ですね。
地域により、灯油が90円、電気が28円の場合もあり、この場合、
灯油1リッターは、90円。
電力10kwhは、28 x 10 = 280円
灯油は、90/280 で、約1/3!
とは言え、高断熱の4畳半一間住まいで昼間は家に居ない学生か、独身サラリーマンなら、月に4千円程度ですから使えるかも?
エアコンは電圧x電流の電気エネルギーをそのまま熱に変える電気暖房ではなく、ヒートポンプとして電気エネルギーを使います。使った電気エネルギーの数倍の熱が室内で発生します。通常5倍程度。つまり、電熱線で熱を出す電気暖房よりざっと1/5の電気代で済むということです。
こんなに遠くまで風を飛ばす部屋は広い。
ーー以上、テレ朝より
こういう電気ヒータより、リビングコタツの方が、暖かくて、運転費が安いというメリットがあります。
これは堀ごたつですが、ニトリで売っているようなコタツが実用的です。
以上を承知の上で、石油ファンヒータは火事が怖いという場合には次善の策にはなるでしょう。ああ、次善は北海道仕様のエアコンかな。次々善の策。最後の手段。