クエン酸を使うことは良くしられています。今では、ダイソーなどで安く手に入ります。所が、普通に説明書通りに使ってもなかなか綺麗におちません。
水垢の主成分はカルシウムの炭酸塩だと思います。石灰ですね。で、これをクエン酸で溶かしてしまおうと言うわけですが、化学式のようにいってくれません。
こんな記事は嘘ですね。自分で実験もしていない。
「
炭酸カルシウムを容易に溶かす・・・
化学反応は、温度が上がると劇的に激しく進行することは良く知られています。水温20℃を100℃に上げるとします。10℃で反応速度ざっと2倍とします。2の8乗なので256倍になります。ざっと、です。3倍なら6561倍ですし。1000倍か、10000倍かもしれません。何しろ冪で効くので。。。
で、実験。
加湿器です。超音波式のはもともと水蒸気などださず、水の飛沫を飛ばすだけなので加熱したあとの水垢というものが出ません。全部空中に飛散され家具に付着したり、呼吸で肺にはいってしまいます。ヒーター式の加熱型加湿器が実験対象。綺麗な蒸気が出た後に垢が残ります。加湿器の構造は大抵、プラスチック部品を組み立てるものですので、説明書に沿って分解します。簡単です。
加熱ヒーターのある500円玉大の水溜まりに大さじ一杯のクエン酸を入れます。そのまま24時間、加湿器として運転しました。途中で水を切らす事の無いようにしました。水がなくなれば、イオンになっていたカルシウムがクエン酸カルシウムとなって析出することを恐れたのです。で、2日目に熱いうちに分解。なんとあれほど頑固にこびり付いていた石灰が薄膜のまま剥がれ落ちているではありませんか。実に綺麗におちました。溶けて無くなりはしないのです。しつこいです。沸騰する時に泡が出る振動も剥がれ落ちるのに役立っているのかもしれません。
このカルシウムを綺麗に取らないと水があるのに途中で止まってしまう機種があります。我が家にも有りますが、上のように綺麗に取ればそう言うこともなくなります。
ポットも水にクエン酸を溶かして綺麗に落とすのは無理。丸一日通電して湯の中で溶かすのでしょうね。クエン酸そのものはミカンなど柑橘類の酸味なので無害ですが、安い工業製品は不純物が混じっているにきまっています。どこの国で作っているかも不明。間違えて飲まないよう貼り紙などしておくべきでしょう。
免責
加湿器には水以外の物ーーアロマオイルなどーーを入れるなと書いてあります。水温が100℃より僅かに上がるからかもしれません。
様子を見ながら実行する事。